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2020-03-22 更新


時の行路tokinokouro
© 「時の行路」製作委員会

イントロダクション

 『時の行路』は、リーマン・ショックの嵐の吹き荒れる2008年末、大手自動車メーカーで派遣工として誠実に仕事に励む五味洋介に吹き寄せる理不尽な「派遣切り」の嵐に立ち向かう姿を、愛する家族や仲間たちの姿と共に描く、実話に基づいた社会派映画。

 主演の五味洋介を石黒 賢、洋介を支える妻・夏美を中山 忍。裁判を共に闘う弁護士に川上麻衣子、労働組合委員長役に安藤一夫、妻の父親役には綿引勝彦、ナレーターは日色ともゑ。若手の宇田川かをりと塩 顕治、新人の松尾 潤、村田さくら、そして渡辺 大、魅力のあるキャストが揃っている。

 本作は、新藤兼人、今井 正に師事し、『鯉のいる村』で監督デビュー、『ハチ公物語』『遠き落日』『ひめゆりの塔』から『月光の夏』『郡上一揆』『草の乱』、そして、黒澤 明監督の下で現場を続け、数々の名作や大作を支える加藤雄大が撮影監督を、日本音楽界の重鎮で、同じく黒澤 明作品や多くの名作映画のスコアを手がけた池辺晉一郎が音楽監督を担い、この作品をより気高く仕上げている。


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ストーリー

 青森の八戸でリストラにあった五味洋介(石黒 賢)は妻の夏美(中山 忍)と子どもたちを実家に残して、静岡の大手自動車メーカーの工場の旋盤工として働きながら、仕送りを続けていた。洋介は派遣社員であったがベテラン技能者として職場でも信頼され、充実した日々を送る合間に家族を三島に呼び、ともに暮らせる将来を夢見て頑張っていた。

 しかし、ある日突然、リーマン・ショックに端を発した非正規労働者の「大量首切り」により職場を追い出されてしまう。

 洋介は理不尽な仕打ちに抗し、仲間と一緒に労働組合に入って立ち上がった。だが、洋介や妻たち、支援の人々の願いは届かず、会社と裁判所は冷酷だった。

 そんな折、闘病中の夏美が倒れたという知らせを受け、洋介は郷里に向かう……。


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(2019年、日本、上映時間:111分)

キャスト&スタッフ

監督:神山征二郎
撮影監督:加藤雄大
音楽監督:池辺晉一郎
出演:石黒 賢、中山 忍、松尾 潤(新人)、村田さくら(新人)、渡辺 大、安藤一夫、綿引勝彦、川上麻衣子、日色ともゑ(ナレーション)

配給
「時の行路」映画製作・上映有限責任事業組合
池袋シネマ・ロサにて公開中、4月11日より大阪 第七芸術劇場ほか 全国順次公開

■ オフィシャル・サイトtokinokouro.kyodo-eiga.co.jp (外部サイト)


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