インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash




舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『キャッツ』

『キャッツ』ジェリクル点灯式イベント

2020-01-09 更新

葵わかな(日本語吹替え版ヴィクトリア役)
森崎ウィン(日本語吹替え版ミストフェリーズ役)

キャッツcats 配給:東宝東和

© 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.

 全世界累計観客動員数8100万人、日本公演通算1万回を記録するなど、1981年のロンドン初演以来、今なお世界中で愛され続けるミュージカルの金字塔「キャッツ」。ノーベル文学賞の受賞経験をもつイギリスの詩人、T・S・エリオットの詩集を元に、「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」等の大ヒット・ミュージカルを手がけた制作陣の奇跡の作品が、遂に実写映画化! 『レ・ミゼラブル』のトム・フーパー監督やミュージカル界の巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーらが制作総指揮に名を連ね、映画、音楽、ダンスなど、多彩なジャンルから選び抜かれた珠玉のキャスト陣が個性豊かな猫たちを演じる2020年最大の注目作、映画『キャッツ』が1月24日(金)より日本公開となる。

 本作の日本公開を記念して、東京ミッドタウン日比谷にて映画『キャッツ』のコラボイルミネーションが灯されることとなり、そこでこの度、映画に登場する個性豊かで特別な猫たち=“ジェリクルキャッツ”の様に、特別なイルミネーションのはじまりをお祝いする、<ジェリクル点灯式>が実施された。当日は主人公ヴィクトリアの日本語吹替えキャストを務める葵わかなと、作中で華やかな魔法(マジック)を披露するミストフェリーズ役の森崎ウィンが登場。魔法のような世界を光と音で表現する『キャッツ』の特別なイルミネーションの点灯式は、森崎演じるミストフェリーズの魔法の力によって無事大成功し、その煌びやかな光景を目の当たりにした葵も大興奮! 続けて映画の魅力や、アフレコ収録を終えての心境なども語った。


 映画の公開を記念し、東京ミッドタウン日比谷にて開催が決定した映画『キャッツ』と日比谷マジックタイムイルミネーションとのコラボレーションセレモニー。ロンドンのゴミ捨て場に捨てられた、若く臆病な子猫のヴィクトリアが、迷いこんだ不思議な世界で個性豊かなたくさんの猫たちに出会い、自分らしく生きることでキラキラ輝くことが出来ることを学んでいく姿が描かれていく本作。映画の中ではそのように自分らしく輝いて生きる猫たちのことを「ジェリクルキャッツ」と呼んでおり、今回のイルミネーションのコラボは、そんなジェリクルキャッツのように人々がキラキラと輝けるようにと思いを込め、企画された。

 本イルミネーションに最初に光を灯すために実施された“ジェリクル点灯式”イベントに、主人公ヴィクトリアの日本語吹替えを務めた葵わかなと、少し気弱だけれども優しい心を持つ魔法(マジック)猫のミストフェリーズ役を務めた森崎ウィンが登壇!

 会場いっぱいに集まった大勢のマスコミ陣と観客に拍手で迎えられると、葵は「主人公ヴィクトリアの声を演じました葵わかなです。イルミネーションといえばクリスマスですが、1月は『キャッツ』の月ということで、本日は日比谷がキャッツカラーに変わるのが楽しみです」、森崎は「ミストフェリーズの声を担当した森崎ウィンです。今日は寒いですが、ミストフェリーズのマジックで温めていきたいと思いますので(笑)、ぜひとも楽しんでください」とそれぞれ挨拶した。

 先日、ふとっちょで紳士的な猫バストファージョンズ役の秋山竜次(ロバート)とともに、ニューヨークで開催されたワールド・プレミアに出席した葵。MCから感想を問われると、「海外のイベントに出るのが初めてで、さらに今回は“ブラックカーペット”を歩かせていただきました。大勢の人々とすごい熱気であふれていて、映画『キャッツ』の期待の高さを感じましたし、オリジナル・キャストのフランチェスカ・ヘイワードさんにもお会いできて、大興奮でした! 声をあてているときに、たくさん観察していたので、やっと会えた気分でした!」と興奮気味にプレミアでの特別な体験を振り返った。


cats

 そして、いよいよ、イベントのメインであるジェリクル点灯式が執り行われることに! 今回はミストフェリーズの魔法の力も借りて行われるということから、森崎は「ミストフェリーズのマジックで任せてください!」と気合十分。葵との「3・2・1 キャッツ!」という掛け声とともにふたりで魔法をかけると、会場に楽曲「ジェリクルソングズ・フォー・ジェリクルキャッツ」が流れ、個性豊かなジェリクルキャッツたちを彷彿とさせるカラフルなイルミネーションが点灯! 瞬く間に、日比谷一面がキャッツカラー一色となった。


cats

 幻想的な光景を目の当たりにした葵は「すごい! 映画の曲に合わせて点灯するイルミネーションを見ることができるのはすごく素敵ですね!」と笑顔を見せ、森崎も「とても綺麗! イルミネーションを生で見て、こんなに感動したのは初めてです! 自分で点灯するって嬉しいですね。と大喜び。

 無事に点灯式を終え、話題は映画の話に。まずはそれぞれが完成した映画を観たときの感想について、葵は「ミュージカル版のキャッツには主人公が存在していない印象なのですが、映画版ではヴィクトリアが主人公。どうしてヴィクトリアが選ばれたんだろうと考えながらアフレコに参加していたのですが、字幕版を鑑賞した際に、白猫(ヴィクトリア)って白で無色なので、ヴィクトリアを通してお客さんがカラフルなジェリクルの世界に入っていて、ヴィクトリアと一緒に成長していくために主人公になったのかなと思いました。実際に演じられたフランチェスカさんのヴィクトリアからもそう感じました」と、主人公ヴィクトリアの重要性に気づいたことを明かし、森崎は「僕はすでにLAで『キャッツ』のミュージカルを鑑賞していたのですが、ガスというキャラクターと彼の楽曲がすごく好きで、映画を観たときは、ミュージカルでの好きなシーンや、演じたミストフェリーズのシーンなどを思い出したりして楽しく鑑賞しました」と笑顔でコメントした。


cats

 アフレコの様子についても問われると、森崎は「生身の人間の方が演じているのに、皆さんの猫の動きがとてもすごくて、しっかり訓練されているんだなと感じたのですが、そんな方々の声を、僕らがブースなかで声を使って表現するというのはすごく難しかったです。僕たちも頭にマイクをつけて、動きながら声をいれていたのですが、ドアが大きくなったような気がしてきて、あのブースの中がキャッツの世界になった気分でした。ブースの中にいても、映画からエネルギーを感じましたし、マジカルな世界に連れて行ってもらいましたね」と手ごたえを明かした。葵は「森崎さんが仰ったように、マイクの形が特徴的なので、キャストの方が飛んだり跳ねたりするシーンでは同じように飛んだり跳ねたりしながら歌いました。通常の吹き替えより、もっともっと身体的に役に近づいていく方式が面白かったですし、より作品に入っていけた感じがしました。日本語吹替え版は日本の方にどういう印象持ってもらえるかドキドキしています」と初挑戦の吹替えを楽しんだ様子。


cats

 続けて、一生に一度、一夜限りのミラクル<奇跡>が起こる劇中の舞踏会と、ミラクルでマジカルなイルミネーションが点灯したことにちなみ、今年どんなミラクルを起こしたいかと問われると、葵は「もともと実家で猫を飼っていたのですが、1月に新たな猫ちゃんが仲間入りして2匹になりました。わたしはその猫を自分の家に呼び寄せたいなと思っているのですが、そのためには両親、兄弟、猫を説得する必要があるので……うまくいけばいいなと思います(笑)!」と並々ならぬ猫愛を炸裂!

 森崎は、「僕は、全世界で2ヵ国だけ許された吹替え版にキャスティングしていただいたので、字幕版の大ヒットはもちろんのこと、日本語吹替え版も大ヒットさせて、全国の映画館でチケットが取れなくなるほどの満員御礼を出したいです!」と自信満々にコメントした。

 葵と森崎のジェリクル点灯式よって、日比谷の街がキラキラとマジカルに輝く幻想的な世界に生まれ変わり、会場に通りがかった観客も交え、大盛り上がりとなった本イベント。ジェリクルキャッツたちが自分らしくキラキラと輝きながら生きる姿がミュージカルで映し出される本作にぴったりのイベントとなった。映画『キャッツ』×東京ミッドタウン日比谷のイルミネーションは、2月24日(月)まで、15分に1回の特別演出として毎日点灯する。
cats


(オフィシャル素材提供)



関連記事
チャリティ試写会

Page Top