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『夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風』
公開記念舞台挨拶

2019-10-29 更新

齊藤なぎさ(=LOVE)、鈴木伸之、市原隼人、松田るか、平田 薫、ハジ→、BENI、向井宗敏監督

夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風4music4story 配給:ギグリーボックス
全国公開中!
© 2019「夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風」製作委員会

 10月25日(金)に全国公開となった映画『夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風』の公開を記念して、ユナイテッド・シネマ豊洲にて公開記念舞台挨拶が開催され、齊藤なぎさ(=LOVE)、鈴木伸之、市原隼人、松田るか、平田 薫、ハジ→、向井宗敏監督が登壇した。


 本作は魅力あふれる俳優陣が紡ぐ春夏秋冬4つの物語をテーマにしたオムニバス映画。「芦屋で映画を作ろう」という想いから始まった本作品の企画。町民による芦屋町映画制作実行委員会が発足され、小道具や大道具作り、見物人の整理や炊き出しなど、多くの町民がボランティアとして制作を手伝い、町の全面協力のもと映画が完成した。また、エキストラとしても町民が多数出演し、作品を支えている。4つの物語すべての監督を務めたのは、深作欣二監督、若松孝二監督らが主催する「映像塾」で映像制作を学び、映画『女子カメラ』『風のたより』を手掛けたほか、MVやCMでも幅広く活躍する向井宗敏。海辺の町の美しい景色を背景に、日常を優しく切り取った珠玉のオムニバス映画を生み出した。

 今回、「ナツヨゾラ」主演:齊藤なぎさ(=LOVE)、「時々もみじ色」主演:鈴木伸之、「桜咲く頃に君と」主演:市原隼人を初め、松田るか、平田 薫、「桜咲く頃に君と」で主題歌「春夏秋冬。」を歌うハジ→、そして本作でメガホンをとった向井宗敏監督が登壇。各作品に込められた想いや、注目ポイント。また主題歌の制作秘話などを披露した。

 舞台挨拶が始まると初めに市原は「この作品はまず、全編芦屋町で撮りたいという企画から始まり、福岡の芦屋町の皆さんのご支援とご協力がなければ成り立ちませんでした。ぜひ本作を観て、風景や空気感を感じていただき、芦屋町も身近に感じて欲しいです」と話し、公開にあたって改めて感謝を述べた。また続けて、「車いすソフトボールをしている友人がきっかけで監督と出会い、そのご縁があって台本も何も見ずにやらせてください!とお願いしました」とこの作品に出演したきっかけについても話した。


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 春編でヒロイン役を務めた平田は「春編は切なくて苦しくも、優しさとか愛とか思いやりがつまっている作品なので、普段当たりに感じることも奇跡なんだなと。感謝しなくてはといったことを改めて感じるきっかけになれると嬉しいです」と話した。


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 そんな市原が主演の「桜咲く頃に君と」で主題歌を務めたハジ→は「監督は不器用な方であまり熱いこととかを語らないのですが、すごくあ!というシンプルな気づきを、生きる上でのハッとさせられえるところがあって、こいうことを皆さんに応援としてエネルギーとして伝えようとしているんだなと思ったのでそれを元に書きました」と話し「春夏秋冬」を生歌で披露。会場では手拍子が沸き起こった。

 上映前なのでネタバレしないように!とMCが忠告をしながらも注目してほしいポイントについて聞かれると齊藤は「撮影が夏の夜だったんですけど、めちゃくちゃ寒くて。。夜中にノースリーブみたいな状態で撮影をしていたので涙を流しながら、琉弥くんと震えながら撮影してました」と答え、向井監督は「夜中ではない! 夜中じゃない!」とあたふたする場面も。すかさず鈴木は「嘘ついたってことですね!?」とツッコミを入れなぜ齊藤が謝罪をする事態に、会場ではどっと笑いが起こった。


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 続けて鈴木は「ボクシング部の青年をやらせていただき、監督がボクシングの経験があったのでミットを持っていただいてしっかり練習しました。僕も撮影中ほぼ半袖で、ほんと涙流しながら……撮影していて……」と話し、齊藤が「ほんとですか!」答えると「僕は嘘なんですけどね! 被せて嘘ついちゃいました」掛け合い、微笑ましいやり取りも見られた。


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 そんな鈴木が主演の「時々もみじ色」でヒロインを務めた松田は「4つの作品で一つの物語とのことなので、ところどころに伏線があるのが注目ポイントですね。最初の話で出てきたものが最後の話でも出てきたりします」とまさに映画らしい注目ポイントを話した。


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 そんな中、「時々もみじ色」で主題歌を務めたBENIが花束を持ってサプライズ登場。「季節感、独特の静けさ、気持ちの変わり方、役の皆さんの力強さ、をこの曲で表現したくて作りましたので、すこしでもそこに注目してもらって何か感じてもらえると嬉しいです」と意気込みを話した。


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 終盤に差し掛かるとサイン入り台本の抽選会を実施。各作品の主演を務めた齊藤、鈴木、市原がその場で半券を引いた観客に台本をプレゼントした。


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 最後は監督より「オムニバスで1話ずつ話は完結しているのですが、同じ町で起こっている設定になっていて、同じ町の中でもそれぞれの物語があるんだということが伝えたかったのと、一つひとつに真っすぐなメッセージを込めたので、感じながら観ていただけると嬉しいです。本日は本当にありがとうございました」と話し、公開記念舞台挨拶は幕を下ろした。


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(オフィシャル素材提供)



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