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2019-12-01 更新


静かな雨shizukanaame
© 2019「静かな雨」製作委員会 / 宮下奈都・文藝春秋

イントロダクション

 現在、注目を集めている作家・宮下奈都の小説デビュー作「静かな雨」が完全映画化。

 宮下奈都は『羊と鋼の森』で2016年の本屋大賞1位を受賞し、2018年には山崎賢人を主演に映画化され話題を呼んだ。「静かな雨」は、そんな彼女がそれ以前の2004年に執筆し、第98回文學界新人賞佳作に入選したデビュー作。

 そして今回、様々な役どころを自在に演じ分ける本格派俳優として注目されている仲野太賀とアイドルグループ“乃木坂46”を卒業し、新たな一歩を踏み出す衛藤美彩のダブル主演により、『静かな雨』を映画化することとなった。

 メガホンを取ったのは、『四月の永い夢』(17)で世界4大映画祭のひとつモスクワ国際映画祭コンペティション部門に選出され、 国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評家連盟特別表彰をダブル受賞し、新作『わたしは光をにぎっている』(19)で同映画祭に特別招待されワールドプレミアを果たした、昨今の映画界で評価を高めている新鋭・中川龍太郎。

 出演者と監督の若い力を結集させた本作で、日本映画界に真の愛を問いかける。


ストーリー

 大学で生物考古学研究助手をしている行助(仲野太賀)は、パチンコ屋の駐車場でおいしそうなたいやき屋を見つける。そこは、こよみ(衛藤美彩)という、まっすぐな目をした可愛い女の子が一人で経営するたいやき屋だった。そこに通ううちにこよみと少しずつ親しくなり、言葉を交わすようになる。

 だがある朝、こよみは交通事故で意識不明になってしまう。毎日病院に通う行助。そしてある日、奇跡的に意識を取り戻したこよみだが、事故の後遺症で記憶に障害があることがわかる。事故以前の記憶は残っているが、目覚めてからの記憶は一日経つと消えてしまうのだ。行助は記憶が刻まれなくなったこよみと、変わらずに接していこうとするが……。

 外は静かな雨が降っていた。


(2020年、日本)

キャスト&スタッフ

原作:「静かな雨」 宮下奈都(文藝春秋)
監督:中川龍太郎
脚本:梅原英司、中川龍太郎
音楽:高木正勝
出演:仲野太賀、衛藤美彩、三浦透子、坂東龍汰、古舘寛治、川瀬陽太、河瀨直美、萩原聖人、村上 淳、でんでん ほか

配給
キグー
2020年2月7日(金) シネマート新宿他 全国順次ロードショー

オフィシャル・サイト
 https://kiguu-shizukana-ame.com (外部サイト)



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