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舞台挨拶・イベント

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『最初の晩餐』公開記念トークショー

2019-10-18 更新

染谷将太、永瀬正敏

最初の晩餐saishonobansan 配給:KADOKAWA
11月1日(金) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
© 2019「最初の晩餐」製作委員会

 染谷将太、戸田恵梨香、窪塚洋介、斉藤由貴、永瀬正敏ら日本映画界が誇る豪華実力派俳優集結の映画『最初の晩餐』が11月1日(金)から全国公開となる。その公開記念トークショーが10月15日(火)に東京の神楽座で行われ、主演の染谷将太と父親を演じた永瀬正敏が参加した。


 CMやミュージックビデオ、短編映画などで国際的に高い評価を受けている常盤司郎監督が構想7年をかけて完成させた長編映画デビュー作。企画立ち上げ当初からオファーを受けていた染谷は「家族を描きながらも説教くさくなくて、複雑なんだけれどとてもポジティブ。これまでに出合ったことのない作品。家族って結局分からないんだけれど、それでいい!と背中を押してくれた気がした」と常盤監督が手掛けたオリジナル・ストーリーにゾッコン。


saishonobansan

 タイトルに惹かれたという永瀬は「いいタイトルだと思って脚本を読んだら、回想シーンの扱い方がとても上手で素晴らしいと思った。そして染谷君が素晴らしい」と手放し絶賛だった。

 劇中には様々な料理が登場する。染谷が印象的だったのは、ラストで食べる“おはぎ”。「食べると口の中の水分が奪われてむせる。でもそれが笑いになっているし、溜まっていた気持ちが同時に吐き出される。そのトリガーになるのが“おはぎ”という。台本の段階から最高のシチュエーションでした」と狙い通りの出来栄えに満足気。一方の永瀬は「ロケ弁の炊き込みご飯を娘役の森 七菜さんがおにぎりとして握ってくれて。それを移動中に食べました。人の手が加わるだけでこんなに美味しくなるのかと……」と感動していた。

 また永瀬は登山シーンを振り返り「台本を読んだときはニコニコなハイキング程度かと思っていたので、まさか崖を登るロッククライミングだとは思わず。頑張って登りましたが、役作りのために食事制限をしていたのですごく疲れてしまって。大変ご迷惑をおかけしました」と知られざる苦労を紹介した。


saishonobansan

 戸田恵梨香との共演に染谷は「姉貴っぷりがすごくて、そこに甘えればいいと思った。戸田さんがどんどん道を切り開いてくれるので、僕はそこにただ付いて行けば姉弟になれて。助かりました」と感謝しきり。母役の斉藤由貴についても「確実に揺るがない、ブレない佇まいというのがあって。そこに甘えればいいんだと思った」とニヤリ。窪塚洋介との共演には「登場場面ではまさに『洋介さんキター!』となった」とそのカリスマ性に眩しそうだった。

 永瀬はデビュー時からお世話になっていた相米慎二監督作で、斉藤の初主演映画『雪の断章-情熱-』の現場でスタッフとして参加していたことを明かし「だからちょっと関わりがあるんです。その時から考えると、斉藤さんと共演できて幸せ」とシミジミ。窪塚については「時間が経っての久々の共演でしたが、嬉しかった」と再会を喜んでいた。

 最後に主演の染谷は「食事を通して家族について自分の記憶を巡り、美味しさや幸せや悲しさが押し寄せてくるけれど、それをすべてひっくるめて前進できることに感動しました。一つひとつのピースが揃って最後にパズルは完成するけれど、観た方によって絵柄が違う。そんな作品」とアピール。永瀬も「僕も昨年一人家族を亡くし、撮影中と今ではこの映画の感じ方も変わりました。いろいろな方に監督の7年の想いと共に美味しく観てほしいです」と公開に期待を込めた。



(オフィシャル素材提供)



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