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『任俠学園』初日舞台挨拶

2019-09-29 更新

西島秀俊、西田敏行、伊藤淳史、中尾 彬、木村ひさし監督
今野 敏(原作者)

任俠学園ninkyo-gakuen 配給:エイベックス・ピクチャーズ
大ヒット公開中!
© 今野 敏 / © 2019 映画「任俠学園」製作委員会

 西島秀俊・西田敏行のダブル主演にて、今野敏による人気小説「任俠」シリーズ(中公文庫)を映画化! 『任俠学園』がついに9月27日(金)より全国公開中。この度、そんな晴れの日となる公開日に、W主演の西島秀俊、西田敏行を筆頭に、伊藤淳史、中尾 彬、木村ひさし監督、そして原作者・今野 敏先生が登壇し、初日舞台挨拶が実施された。


 MCの呼びこみで割れんばかりの拍手の中、西島、西田、伊藤、中尾、監督が登場。およそ1年前に撮影を終え、本日の公開初日を迎えるまで劇中で演じた組のナンバー2日村さながら、頼れる兄貴として作品を引っ張ってきた西島は「皆さんにどう楽しんでいただけるのか緊張していましたが、初日を無事迎えられ胸がいっぱいです」と挨拶。そして世直し大好きな阿岐本組長を演じた西田は満席の客席を見て「シリーズ化になるかもしれません」と笑顔をみせ、伊藤は「僕たちは続編やる気まんまんです(笑)!」と続けると木村監督も「僕の中では続編は決まっている!」と、シリーズ化への期待を寄せる。

 そんな中、今回阿岐本組が学園再建へ奔走するキッカケとなった、厄介者の永神のオジキに扮した中尾は「映画を観て西田さんが歌っているのを見て悔しかった。シリーズになったら私が歌います! 監督よろしく(笑)」と語りかけると場内は大爆笑。主題歌を手掛けた東京スカパラダイスオーケストラと奇跡のコラボも果たし、挿入歌「また逢う日まで」を披露した西田は「私は過去に3回紅白歌合戦に出ているので、俳優というよりもはや歌手なんですよね(笑)」とニンマリ。「大好きな東京スカパラさんと一緒にやれて嬉しかったですね。大ヒット御礼の舞台挨拶では歌おうと思うんで、皆さん何度も劇場へ脚を運んでくださいね」と会場へ呼びかけると客席から大きな拍手が沸き起こる。

 また、本作のみならず西島との共演も多く、今回は子分として息の合ったコンビを見せた稔役の伊藤は「撮影中も撮影終わってからも“反省会”と称した飲み会をたくさんやっていて、名古屋へプロモーションへ行った時には西島さんから『宣伝の気持ちが足りない!』と言われて名古屋の街でも反省会をしました(笑)」と、西島との仲良しエピソードを披露。『アウトレイジ ビヨンド』以来久しぶりの西田との共演となった中尾は「現場でも昔話をして、お芝居の話じゃなくて生き様の話しかしない。戦友みたいなものです」と撮影所を振り返る。話している最中に幾度とカットインして話出そうと試みる西田に「おれがしゃべるんだよ(笑)」と中尾と西田は、まるで漫才のようなやりとりを見せるなど、こちらも長年の戦友ならではの仲の良さをみせ、会場から笑みが溢れる。

 また上映後に行われた舞台挨拶ということで、木村監督は「実はあるプロレスラーさんの入場シーンを西島さんに真似ていただいてました(笑)」といった、西島本人も知らずに演じていた、観終わったばかりの観客が早くもリピートしたくなるような細かいネタの秘話を披露。

 続いて、“世直し”人情コメディの映画にちなみ、公式SNSで募ったお悩み事「#助けて組長」のトークコーナーへ。

 まずは茶道部の学生から届いた「同じ体勢でじっとしていると面白くなってしまうため、笑いを堪える方法を!」といったお悩みに対して西田は、「私も笑っちゃいけない時ほど面白くなってしまう」と共感しつつ「その状況からちょっとでもはみ出してみることかなぁ? 後は中尾さんが……」と質問の答えを急に中尾へ丸投げ。すると中尾は「茶道部辞めて柔道部に行けばいいんですよ」と単刀直入に回答。それには西田も思わず「ごめんなさいねぇ~、こんな短絡的な感じで」と苦笑い。

 また「頑張れという言葉が相手の重荷にならないように伝えられる言葉はありますか?」といった悩み事には西田が「頑張れという言葉の中に相手に刺さる部分があればいいと思いますよ」とアドバイス。さらには伊藤からの「年を重ねても輝き続けられる秘訣は?」という質問に「次の仕事を待っているから。代表作というのを考えずに次を考えること」といった、中尾が経験豊富なベテランならではの回答。西島からは「“反省会”の場でもつい飲み過ぎちゃって記憶がないときに、自分がどうだったか相手に尋ねたほうがいいのでしょうか?」といったお悩みが。そんな西島に西田は「何度か酒席を共にしましたが、酔っているというようには見えなかったので、いい酔い方だと思いますよ。そのままでいいんだよ」と優しい言葉を贈り、まさに映画同様、スッキリ爽快な回答が出揃ったところでコーナーを終了。

 ここで、なんとミラクルにも本日64回目の誕生日を迎えた原作者・今野 敏先生を壇上にお迎え。温かい拍手と西田の口ずさむ心地良い「ハッピーデースデイ」ソングに包まれてステージに上がった今野先生は「今日の日を迎えられて本当に嬉しく思います! 私はこの映画が大好きです!」と大満足の様子。「ラストシーンは特に泣けますし、組長の“部活”のやりとりのシーンは本当に面白いですし、日村はどのシーンどのカットを見てもカッコイイですし、本当に嬉しい限りです!」と熱く感想を述べた。

 フォトセッションを終えて、最後に西島と西田、主演二人からの挨拶。西田は「みんなが楽しめるような娯楽映画を作るのが私の一生の熱い想いなので、今回木村監督とこうして作れて良かったです。その幸せが少しでも皆さんに届けばいいなと思いますと」コメントし、西島は「スタッフ・出演者みんなで1シーン1シーン愛情を込めて作りました。難しいことを考えずに笑っていただいて最後にジーンと泣いていただければいいなと思います」と締め、終始会場一体笑顔に溢れて舞台あいさつを終えた。



(オフィシャル素材提供)



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