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作品紹介

2019-08-21 更新

英題:The Gun
銃thegun
© 吉本興業

イントロダクション

 原作は、芥川賞作家・中村文則のデビュー作「銃」(河出書房新社)。日本はもちろん世界でも活躍の場を広げている中村自身が “偏愛している”というこの衝撃作を、奥山和由プロデューサーによる企画・製作、武正晴監督(『百円の恋』『嘘八百』)がメガホンをとり映画化。本作はフィルムノワールの映像表現により、人間を追及していく純文学性をもった質の高い作品として描かれている。

 主演は、村上虹郎。銃に支配され、徐々に狂気が満ちていく難役の主人公を熱演。ヒロイン・ヨシカワユウコには広瀬アリス。快活さとは反面、心のなかに何らかの問題を抱えている女子大生を可憐に演じている。そして、トオルを追いつめる刑事には、怪優、リリー・フランキー。他、日南響子、新垣里沙、岡山天音など、個性派俳優の面々が脇を固めている。


ストーリー

 俺は拳銃を拾った――。

 大学生、西川トオル(村上虹郎)は、雨の夜の河原で、ひとりの男の死体と共に放置されていた拳銃を手にし、それを自宅アパートに持ち帰った。まもなく、その銃は彼にとって、かけがえのない宝物のような存在になった。見つめれば見つめるほどに、触れたならば触れるほどに、愛しさがこみあげてくる。誰かを脅すことも、守ることも、殺すことも、また自ら死ぬことも可能にする銃という<道具=武器>は、大学生活の心的様相もあざやかに変えていく。

 悪友のケイスケ(岡山天音)に合コンへ誘われたトオルは、その夜出逢った女と一夜を過ごす。翌朝、目覚めると、女がトーストを焼いていた。朝食をとりながらテレビを見ていると、あの銃と関係する男の遺体が発見されたというニュースが目に飛び込んでくる。途端に気分が悪くなったトオルに対し、優しく接する女。その日以来、トオルは彼女のことを“トースト女”(日南響子)と頭の中で呼ぶことにした。そしてセックスフレンドとして、度々性欲を吐き出すようになった。


(2018年、日本、上映時間:97分、R15+)

キャスト&スタッフ

原作:中村文則「銃」(河出書房新社)
監督:武 正晴
脚本:武 正晴、宍戸英紀
企画・製作:奥山和由
出演:村上虹郎、広瀬アリス、日南響子、新垣里沙、岡山天音、後藤淳平(ジャルジャル)、中村有志、日向 丈、片山萌美、寺 十吾、サヘル・ローズ、山中秀樹、リリー・フランキーほか

配給
KATSU-do 太秦

■ オフィシャル・サイトthegunmovie.official-movie.com (外部サイト)


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