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2020-11-11 更新


痛くない死に方itakunaishinikata
© 「痛くない死に方」製作委員会

イントロダクション

 現役在宅医として活躍する長尾和宏のベストセラー「痛くない死に方」を、巨匠・高橋伴明監督(兼脚本)が映画化した『痛くない死に方』。

 『火口のふたり』『アルキメデスの大戦』など話題作に出演する柄本 佑が主人公の在宅医師の河田 仁を演じる。

 父親のために、痛みを伴いながらも延命治療を続ける入院ではなく“痛くない在宅医”を選択したのに、父親が苦しみ続けてそのまま死んでしまい、自分を責める智美役に坂井真紀。「カルテでなく人を見ろ」がモットーの、柄本演じる在宅医の先輩である長野浩平役に、奥田瑛二。奥田演じる長野と在宅医療を支える看護師・中井春菜役に余貴美子。そして、柄本が新たに担当することになる明るい末期の肺がん患者・本多彰役に宇崎竜童、その妻・しぐれ役に大谷直子と、実力派俳優が勢ぞろいした。


itakunaishinikata

ストーリー

 在宅医師の河田 仁(柄本 佑)の新たな患者は、末期の肺がん患者・井上敏夫。娘の智美の意向で、痛みを伴いながらも延命治療を続ける入院ではなく、「痛くない在宅医」を選択したとのこと。しかし結局、敏夫は苦しみ続けてそのまま死んでしまう。

 智美は河田に、「痛くない在宅医」を選んだはずなのに、結局「痛い在宅医」だった。それならあのまま病院にいさせたほうが良かったのか、病院から自宅に連れ戻した自分が殺したことになるのかと、自分を責める。河田には突き刺さる言葉だった。

 在宅医の先輩である長野浩平に相談した河田が突きつけられた現実とは……。


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(2020年、日本、上映時間:112分)

キャスト&スタッフ

監督・脚本:高橋伴明
原作・医療監修:長尾和宏
音楽:吉川忠英
撮影・照明:今井哲郎
出演:柄本 佑、坂井真紀、余貴美子、大谷直子、宇崎竜童、奥田瑛二、大西信満、大西礼芳、下元史朗、藤本 泉、梅舟惟永、諏訪太朗、田中美奈子、真木順子、亜湖、長尾和宏、田村泰二郎、東山明美、安部智凛、石山雄大、幕 雄仁、長澤智子、鈴木秀人ほか

配給
渋谷プロダクション
2021年2月公開予定

■ オフィシャル・サイトhttp://itakunaishinikata.com/ (外部サイト)

ファクトリー・ティータイム

 厳しい現実にさらされ惰性に流れ、自身の立場に意味を見出せなかった若き医師が、先輩医や同僚医、そして何よりも患者たちの生き様・死に様に接して、医師として人として謙虚に学び、死にゆく患者の人としての尊厳を守るために奉仕する姿に、観る者が寄り添える映画だ。
 原作を書いた実在の医師のモデルでもある奥田瑛士演じる医師の、「生きることは食べること」「人を好きになれ」という言葉が、シンプルだけれども“生きること”の本質をついており、未だ死を目前にしていない人間も背を正される思いがした。そうだ、生きるってそういう単純の繰り返しなんだ。それが有難くかけがえのないことだというのは、病になって初めて気づく。
末期癌患者を演じた宇崎竜童が見事だった。死への恐怖に耐えながら、決してウィットを忘れず、見守る人々に口惜しさを残させない圧倒的な死に様を体現していた。ラストの葬儀のシーンも、一生を終えたひとを讃える祝祭にも見え、心震える。
 病に侵された親しい人を看取るときには迷いと苦しみから逃れられないものだが、自分自身を含めて、最後の日々の送り方について、あらためて深慮させられた。

(Maori記)

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