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ドキュメンタリー映画『山懐に抱かれて』トークショー

2019-04-30 更新

室井 滋(本作ナレーション)、遠藤 隆監督

山懐に抱かれてyamafutokoro
ポレポレ東中野にて公開中
© テレビ岩手

 4月27日(土)より公開されたドキュメンタリー映画『山懐に抱かれて』。公開を記念して、29日(月・祝)にナレーションを担当した室井 滋と遠藤 隆監督が登壇しトークショーを行った。


 本作は、岩手県田野畑村で、自らの手で山に牧場を切り拓き、四季を通じて牛を完全放牧し、草だけを餌に育てる“山地酪農(やまちらくのう)”を営む父・吉塚公雄さんを中心とする大家族を、地元・テレビ岩手が24年にわたり追いかけたドキュメンタリー映画。

 まず遠藤監督より、「TV放送では<ガンコ親父と7人の子ども達>というタイトルで放送していたが、映画化に辺り、家族だけなく、大いなる自然に包まれて暮らしている家族という意味を込めて<山懐に抱かれて>というタイトルに変更した」と語った。

 続けて、牛をイメージして自身の衣装の中から白黒模様の洋服を来て、朗らかに登壇した室井 滋。なんと20年前にそのTV放送を観ていたとのことを告白した。「最初は“山地酪農”の意味も分からずに観ていたが、子どもたちが学校に行く前に乳しぼりをして出かけていく姿や、幼子を世話する人もいないので猫が遊び相手になっていたり、とても今の時代とは思えない、酪農に家族全員で取り組む姿を、仕事から疲れて帰ってきた時に見て、胸がいっぱいに感激しました」と語った。そして、それから吉塚一家の牛乳を取り寄せるようになり、そこから実に20年間牛乳を飲み続けてきたという。だから、映画化にあたりナレーションの話が来たときは、「ほかのお仕事のようになかなか冷静にできませんでした」と感慨深げにその胸のうちを明かした。

 それからも、あんまり牛乳が美味しいので、TV番組などで吉塚一家の牛乳を紹介したりしたこともあったそう。ただ、吉塚さんとは牛乳をとっている関係だけで、特にコンタクトがあるわけではなかったそうだが、東日本大震災が起こった時に、心配になって一度、吉塚さんの奥さまと話をし、その時の状況を伺ったという。その時、宅配も一時中止になっていたが、再開されたら、その後も変わらずに、また牛乳をお願いするようになったとのことだった。

 加えて、先日放送された日本テレビ【news every.】の「トク4」コーナーで放送された特集《岩手の大家族 室井滋が酪農生活を体験》で、田野畑村を訪れて吉塚一家と初めて実際に会った室井は、その時のことを「何せ20年飲み続けていますから、初めてご家族の皆さんに会っても、他人とは思えない、親戚と会ったような気分でした」と語った。その他、吉塚一家についてのエピソードは尽きぬように話が続き、会場は温かい雰囲気に包まれた。

 『山懐に抱かれて』はポレポレ東中野にて絶賛公開中。以降、5/10(金)、11(土)、12(日)には、吉塚一家の住む田野畑村で完成披露上映、5/24(金)よりフォーラム盛岡ほか全国順次公開となる。


yamafutokoro


(オフィシャル素材提供)



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