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作品紹介

トップページ > 作品紹介 多十郎殉愛記

2019-03-26 更新


多十郎殉愛記tajurou
© 「多十郎殉愛記」製作委員会

イントロダクション

 「木枯し紋次郎」「まむしの兄弟」「狂った野獣」「極道の妻たち」数々の傑作を撮り続けてきた84歳の巨匠・中島貞夫監督が20年の沈黙を破り、帰ってきた。

 「刀を抜く理由」を見つけた男が魅せる、クライマックスの30分に及ぶ大立ち回り。そこで躍動する多十郎・高良健吾の肉体、そして殺陣。凛として美しいその佇まい、そして多十郎を貫く強い眼差しと儚げな表情が観るものを魅了するヒロインおとよ・多部未華子。大義を胸に上洛した多十郎の義理の弟・数馬・木村 了。ラストに、最強の敵として立ち塞がる抜刀隊隊長、溝口蔵人・寺島 進。

 これらの熱い“今”の顔たちを得た中島貞夫監督が満を持して2019年に送り出す最新作、映画『多十郎殉愛記』は京都の映画界が育んだ“ちゃんばら”時代劇。型でもアクションでもない役者の「肉体の表現」。そしてカットを割らず、CGを使わず、役者の動きのみで生死を賭けた闘いを撮るスタッフの「技術」。中島監督と熟練のスタッフによって平成最後の今、“ちゃんばら”時代劇が蘇る!


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ストーリー

 時は幕末。京都の貧乏長屋に住む清川多十郎は、ワケありの小料理屋女将・おとよに何かと世話を焼かれながら、怠惰に日々を過ごしていた。

 元々は長州で名うての侍だったが、親が残した借金から逃げるために流行りの脱藩浪人となった今は、己の鬼神のような剣の強さを持て余し、大義も夢もなく無為に日々を過ごしている。一途なおとよの想いに気づきながらも、頑なに孤独であろうとする多十郎。

 その頃、新撰組の勢いに押されている京都見廻組は面目を保つため、取り締まりを強めていた。ちょっとした喧嘩から恨みを抱いていた岡っ引きの密告により、多十郎の存在を見廻組に知られてしまう。

 京都を不穏な空気が覆う中、勤皇を胸に腹違いの弟・数馬がやってくる。故郷へ帰るよう説得する多十郎と、自堕落に生きる兄を責める数馬。そこへ見廻組が急襲し、数馬は目を負傷する。

 おとよに数馬を託し、二人が無事に京を離れるまで囮として町中を逃げ回り、追う役人を斬って斬って斬りまくる! 多十郎にとって人生最初で最後の、命を懸けた戦いが始まった……!


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(2019年、日本、上映時間:93分)

キャスト&スタッフ

監督:中島貞夫
脚本:中島貞夫、谷 慶子
監督補佐:熊切和嘉
制作:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
制作プロダクション:ザフール
制作協力:東映京都撮影所
撮影:石坂拓郎
出演:高良健吾、多部未華子、木村 了、永瀬正敏(特別出演)、寺島 進ほか

配給
東映/よしもとクリエイティブ・エージェンシー
2019年4月12日(金) 全国公開

オフィシャル・サイト
http://tajurou.official-movie.com/ (外部サイト)


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