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『ロマンスドール』公開御礼舞台挨拶

2020-02-12 更新

髙橋一生、タナダユキ監督

ロマンスドールromancedoll 配給:KADOKAWA
全国公開中!
© 2019「ロマンスドール」製作委員会

 ラブドール職人の男と、一目で恋に落ち結婚した妻の日々を描き、型破りな設定とセンセーショナルな展開が大きな話題と共感を呼んだ、タナダユキの小説『ロマンスドール』。発表から12年を経て、同小説が映画『ロマンスドール』としてタナダ自らが脚本・監督を務める形で実写化、全国にて公開中。この度、2月10日(月)に、映画の公開に感謝を込め、高橋一生、タナダユキ監督が登壇し公開御礼舞台挨拶を実施した。


 ラブドール職人・哲雄役の高橋は「とても反響があると聞きまして、何かできることがあれば手伝います!と言ったら舞台挨拶をやることになり、急遽呼ばれちゃいました(笑)。大勢の方が来てくれて嬉しいです!」とコメント。

 公開から2週間経ち役者仲間やスタッフの方から観たよと言われることが多いと話す高橋は「今回は観たよと言われることが多いですね。その中には奥さんを連れていってよかった、旦那さんを連れていってよかったという方がいまして。嬉しいですね」と周囲からの反響を明かした。SNSでも多くの感想が寄せられておりMCからその一部を紹介。泣けると話題になっている哲雄と蒼井 優が演じる園子のラブシーンについて、【涙が止まらず塩分で顔面がヒリヒリした】と読み上げられると、高橋は「顔をしっかり洗ってもらってね、真水で!」ととぼけて笑いを誘った。また、役作りで体重を増やすためハンバーガーばかりを食べていたら唇がガサガサになってしまったと明かした高橋は、「いろいろリップクリームを試しても治らなくて。蒼井さんとのキスシーンもいたたたた、ってなってしまいました(笑)」と回想しながらそんなキスシーンで泣いてもらえたことに感謝を伝えた。さらに「下町ロケット」ばりのお仕事映画と例えらていると聞くと、高橋は「毛を植えるのが楽しくてしょうがないんですよ!」と声を大にして楽しげに話すと、タナダ監督は「私も撮影に入る前にドールの工場で製作の練習をしたんです。自分でも器用なほうだと思っているのですが、毛を植えるのは難しくて。でも(高橋さんは)撮影現場で初めてやったのに簡単にできてしまって」と自身を上回る高橋の器用さに太鼓判を押した。

 またnever young beachによる主題歌「やさしいままで」についても絶賛の感想が寄せられている本作。高橋も「周りくどくない歌詞があって、シンプルなメロディーラインで、(心に)直球で来ましたね」とコメント。そんなnever young beachからお祝いの手紙が寄せられ、「そもそもが素敵な映画なので、曲が邪魔にならないよう、シンプルに、添加物無しのご飯、みたいなのものをイメージして作りました。この映画の一部になれたら嬉しいです。ありがとうございました」とMCより読み上げられると、高橋は「何言ってんの(笑)。直接言ってくれればいいのに」とぼそり。バンドメンバー全員からのコメントと理解すると「皆さんからのコメントなんですね、失礼しました(笑)」と恐縮しながらもボーカルを務める安部との仲の良さを垣間見せた。タナダ監督も「実は最初にデモが届いた時に作品に寄り過ぎていると感じたので、そんなに映画に寄せなくてもいいですよと伝えたんです。そしたら今度は2曲も作っていただいて。1曲は主題歌に使うとして、もう1曲は予想外なものだったんですけど、劇中で使ったらとてもいいんじゃないかと思い劇伴として使わせていただきました」と裏話を披露。

 さらにTwitterで事前に集めた質問に答える企画に入り「今後もし二人でお仕事されることがあるとすればどういった形で関わりたいと思いますか?」という質問に対してタナダ監督は「撮影中に『こういうことってできるの?』と聞くと『できますね』というやり取りを何度かしましたけど、本当に何でもできちゃうんです。皆さんどんな役がいいですかね、アンケートを取りたいです!」と高橋を困らせるような役を求め客席に投げかける一幕も。

 イベント終盤では大ヒットの感謝を込めてプレゼント抽選会を実施。劇中、浮気がばれて哲雄が園子に白状するシーンで使用されたペアマグカップを、客席の中から当選した方へ高橋自ら渡すというスペシャル企画。当選した方は恥ずかしながら高橋からプレゼントを受け取りステージから席へ戻ろうとすると、「焦って割らないようにしてくださいね」と高橋が優しく声をかけた。


romancedoll

romancedoll

 最後にタナダ監督は「観ていただいた方々から、恋人なり旦那さんなど少しづつ口コミで広がっていったらいいな、と思っています」と挨拶。続けて高橋も「皆さんの心の中に好きなシーンが残ってくれたら嬉しいです。そして自分が好きな人を大事にしてください。当たり前にあると思っているものは何一つ当たり前ではないんです。失くして初めて気づくものだとこの映画をやってそう思うようになりました」と締めてイベントは大盛況のまま幕を閉じた。



(オフィシャル素材提供)



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