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舞台挨拶・イベント

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『あまのがわ』初日舞台挨拶

2019-02-10 更新

福地桃子、生田智子、水野久美、住岡梨奈、渡邉幸愛(SUPER☆GiRLS)、園田あいか(校庭カメラアクトレス)、古新舜監督、吉藤オリィ(OriHime開発者)

あまのがわamanogawa 配給:アークエンタテインメント
2月9日(土) 有楽町スバル座ほか全国順次公開
© あまのがわフィルムパートナーズ

 女優の福地桃子が、初主演した映画『あまのがわ』の都内で行われた初日舞台挨拶に登壇し、「初めて、観ていただいた皆さんの前に立ってドキドキします」とはにかみながら挨拶し、大きな拍手を浴びた。当日は共演の生田智子、水野久美、住岡梨奈、渡邉幸愛(SUPER☆GiRLS)、園田あいか(校庭カメラアクトレス)、古新舜監督と劇中に登場するAIロボットを開発した吉藤オリィ(OriHime開発者)も登壇した。


 本作は、人とロボットとの不思議な交流を通して主人公の心の成長が描かれる。劇中に登場するロボットのOriHimeは1万キロ離れた場所からもコミュニケーションがとれる実在のロボットで、医療や高齢者介護現場などで使用されている。

 主人公の琴浦史織役を務めた福地は、最初に「現場では母親役の生田さん、祖母役の水野さんに助けていただきました。本当の家族のような関係でした。休憩中にも、力を抜いて話せる瞬間をたくさんつくっていただきました。ありがとうございます」と2人に感謝の言葉を伝えた。福地は、俳優の哀川 翔の次女で2016年に女優デビューしている。母親の厳しい教育、親友の自殺などさまざまな困難に直面しながら成長していく史織役を好演している。


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 撮影は鹿児島や屋久島などで行われた。福地は「みんなで作ろうといった現場で、スタッフさんとの距離感とか、特有の温かさがありました」と述懐。鹿児島の小学校で太鼓の練習をしているときに20歳の誕生日を迎えたという福地に、ケーキで生田らがサプライズでお祝いしてくれたという。生田からはリュックがプレゼントされたと福地は嬉しそうに明かしていた。


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 私生活でも中学生の娘を持つ生田は、「厳しく当たることもあるけれど、娘を想う親の気持ちに共感することが多かった。間違った方向に行ってほしくないという愛情しかないと思います」と自身の役柄について熱く語っていた。


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 映画は、昨年10月の東京国際映画祭でも上映されており、福地は「観客には海外の方もいました。日本の映画を通じて日本の素晴らしい技術や自然をたくさん感じていただける映画になっていると思いました」とコメント。

 主題歌、劇中歌を担当し、映画初出演となった歌手の住岡は「とても思い入れの強い曲になりました」とコメント。古新監督は「僕が昭和歌謡が大好きなので、『木綿のハンカチーフ(太田裕美)』のような感じで、とお願いしました」とリクエストしたことを笑顔で説明した。また、古新監督は「完成まで5年をかけました。大人の心が窮屈になっている時代、子どもが虐げられている苦しい時代に、自分のままでいいということを伝えたかった」と作品をアピール。

 最後に福地が「誰かの背中を押すことが出来たら、ちょっとでも元気になってもらえると思って届けられたら……」と観客に向かって呼びかけて、イベントは終了した。


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(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)



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