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舞台挨拶・イベント

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『あまのがわ』完成披露試写会

2019-01-19 更新

福地桃子、柳 喬之、生田智子、水野久美、古新舜監督
サプライズゲスト:OriHime開発者 吉藤オリィ

あまのがわamanogawa 配給:アークエンタテインメント
2月9日(土) 有楽町スバル座ほか全国順次公開
© あまのがわフィルムパートナーズ

 映画『あまのがわ』が、2月9日に全国公開される。1月16日(水)には東京の神楽座で完成披露試写会が行われ、主演の福地桃子、共演の柳 喬之、生田智子、水野久美、古新舜監督、そしてOriHime開発者の吉藤オリィが参加した。


 和太鼓演奏シーンに挑戦した福地は「1ヵ月くらい練習して真剣に間違えないように心掛けました。最初の1週間くらいに手にマメができたら『下手な人ができるマメだ』と言われて悔しくて……。でも最後には上手な人ができるマメできた。上達ぶりが目に見えるようで嬉しかった」と見どころアピール。母親役の生田が「印象的なのは水野さんと桃ちゃんが太鼓を叩くシーンで、古新舜監督が一緒に踊っていたのが思い出深い」と古新監督のテンションに苦笑いだった。

 福地と和太鼓練習に励んだ祖母役の水野は「私は負けず嫌いなので、これはやってやろう!と思って家に帰ってからも練習しました。枕を相手に叩いていたら小指が曲がってしまいました」と苦労を明かし「それなのに……もう少し本編で映してほしかった」と古新監督に恨み節。それに生田は「水野さんはリズム感がすごくて驚きました!」と優しいフォローを入れていた。

 鹿児島出身の柳は「地元で映画の撮影ができたのは嬉しかった」と凱旋に喜び、「地元なので共演者の皆さんに差し入れをしなければと、軽羹という名物和菓子を差し入れしました。そうしたら生田さんが喜んでくれて、プライベートでも買ってくれていた。それが一番嬉しかった」と喜んでいた。

 実生活でも母親という生田は「私も子育ての真っ最中なので、役柄の気持ちが痛いほど分かりました。愛情を持っているからこそ、娘を叱ったり怒ったりする。役としての感情はいつもの自分と同じなので、普段の自分と重ね合わせて演じました」と実感を込めると、娘役の福地は「お母さんって本当に大変なんだと、この映画を通してお母さんに対する尊敬の念が生まれました」と心境の変化を口にしていた。一方、水野も「私も孫がいるので、役と実生活が同じ! 孫には映画同様に『好きなことをやれ!』 と言っています」とほほ笑んだ。

 実はOriHimeとは、AIロボットではなく、入院中で外出できない人や体に重い障害を抱えて外出できない人のために開発された遠隔操作ロボット。この日はOriHimeが会場の座席二列目に7台並び、それぞれ使用者が各地から舞台挨拶および映画を鑑賞した。OriHime開発者の吉藤は「ロボット=AIというイメージがあるが、これからの時代は相手が人間なのかロボットなのか分からなくなる。そういったテーマが本作に含まれています」とアピール。OriHimeは現在、病院や学校などに導入され始めているという。

 OriHimeとの共演に福地は「ともに撮影を頑張ってもらって、最初はロボットとどうやってお芝居をするのか『?』が浮かんだけれど、物語上で距離が近づくように、私もOriHime相手に同じ人間のように喋っていることに気づいて、役の気持ちを体感することができました」と貴重な体験を振り返った。

 最後に福地は「とても温かい作品で、私は映画自体が初出演で初主演。映画作りの裏側に自分も関わることができました。皆さんの思いが詰まった作品で、この場に立てるのが嬉しい」と感慨無量。古新監督も「ここまで来ることができたのも、鹿児島の皆さん、OriHime応援者の皆さん、キャスト・スタッフ皆さんのおかげ」と感謝しきりで「新しい時代はテクノロジーと大自然が大事。違ったものが助け合っていく。そして自分の心を磨けばそれが実現する。そんな思いを映画に込めました」と公開に向けて期待を込めていた。



(オフィシャル素材提供)



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