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2020-07-06 更新


おかあさんの被爆ピアノhibakupiano
© 2020映画「被爆ピアノ」製作委員会

イントロダクション

 昭和20年8月6日8時15分……広島に投下された一発の原子爆弾。壊滅的な状況の中で奇跡的に焼け残ったピアノ。

 それを託された広島の調律師・矢川光則さんは、修理・調律して、自ら4トントラックを運転して全国に被爆ピアノの音色を届けて回ることに。矢川さんは言う。「70年経って被爆体験者は段々いなくなっていて、あと10年したら殆どいなくなる。けれど、被爆ピアノは、その音色でずっと原爆のことを伝えていくことが出来る」と。

 本作は監督の五藤で矢川さんを取材したことをきっかけに映画化を構想。被爆ピアノにまつわる実際の話から着想を得たオリジナル映画を、佐野史郎とAKB48の武藤十夢のW主演で製作した。

 佐野史郎は同じ中国地方の島根県出身でもあり、被爆地広島の方々の息遣い、想いを感じながら広島弁で演じている。武藤十夢は、一昨年、AKB48総選挙で神セブンと呼ばれる7位に。昨年は、気象予報士合格と着実に活躍の場を広げている中で今作にW主演の1人として出演し、才能の幅の広さも見せている。

 その他、ヒロインの父親役に宮川一朗太、母親役に森口瑤子、祖母役(学生時代)と主題歌にはNHK「みんなのうた」でも好評を博した南壽あさ子を迎え、戦後75年を迎える2020年に公開される。

利弘が2009年にフジテレビ「NONFIX」
hibakupiano

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ストーリー

 昭和20年に広島で被爆したピアノを持ち主から託された調律師・加川(佐野史郎)。彼自身も被爆二世。調律師は、託された被爆ピアノを修理、調律して、それを自ら運転する4トントラックに載せて全国を回っている。

 東京に住む江口菜々子(武藤十夢)は、被爆ピアノコンサートの情報を偶然知り、調べると被爆ピアノの1台を母が寄贈していることを知り、被爆ピアノコンサートを観に行く。

 被爆二世の母から広島のことや音楽講師をしていた祖母のことなどを知らされてこなかった菜々子は祖母(南壽あさ子)のこと、広島のこと、被爆ピアノのことを知りたくなり調律師に頼んで広島まで同行する。

 2年前に他界した祖母が住んでいた母の実家はそのままにされており、間もなく再開発で壊されるという。菜々子は伯父に実家まで案内してもらうと、実家にある祖母の写真、古い楽譜などから祖母のことを辿っていく。そして、菜々子が5歳の頃に祖母から可愛がってもらった記憶。

 なぜそれ以降の祖母の想い出がないのか?

 母はどうして広島から出て行ったのか?

 祖母が菜々子に伝えたかったこととは?

 調律師がなぜ被爆ピアノを伝える活動をしているのか?

 菜々子はルーツを辿り、被爆ピアノの活動を辿りながら次第に何かを見つけていく――。


hibakupiano

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(2020年、日本、上映時間:113分)

キャスト&スタッフ

監督・脚本:五藤利弘
脚本協力:渡辺善則、黒沢久子
撮影監督:高間賢治
音楽:谷川賢作
主題歌:南壽あさ子
出演:佐野史郎、武藤十夢(AKB48)、森口瑤子、宮川一朗太、南壽あさ子、城之内正明、鎌滝えり、ポセイドン・石川、内藤忠司ほか

配給
新日本映画社
7月17日(金)より広島県先行公開
8月8日(土)より新宿K's cinemaほか全国順次公開

オフィシャル・サイト
hibakupiano.com (外部サイト)


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予告編完成!

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