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『Memories』クランクアップ!

2018-12-04 更新

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 今関あきよし監督、新たなる映像表現へ。シルク・ドゥ・ソレイユに出演中のポール・ラザー、モトーラ世理奈主演、ひとりの少女の幻想音楽映画『Memories』がクランクアップした。目に見える重く冷ややかなリアル世界で、生きることの息苦しさを感じている少女の心の葛藤を、詩的な映像と個性的なキャラクターたちで描く、ノスタルジック・ファンタジー作品。アナログフィルムの独特な質感をこの映画で再現したいと、今では希少な8ミリフィルムを重要な場面で使用している注目の映画だ。

 主演にはシルク・ドゥ・ソレイユで、バイオリニスト、音楽監督として大舞台を作り上げるメンバーとして参加しているポール・ラザー(Paul Lazar)。映画は初出演、音楽監督も兼任する。

 そして今、若手女優の中で注目株のモトーラ世理奈が一人三役を演じている。監督の今関あきよしとモトーラは、最近クランクアップしたばかりの台湾ロケ映画『恋恋豆花』から、連続二度目の映画現場だ。「ポールとの共演は絶対にモトーラがいい! そう直感的に感じた」と今関監督は語る。


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 共演には大林宣彦作品『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語』でヒロインを演じた鈴木聖奈、ピアニストとして活躍中の石綿日向子を女優として大抜擢。

 監督は『クレヴァニ、愛のトンネル』『ライカ』『恋恋豆花』と海外ロケ作品の続く、今関あきよし。脚本には『江ノ島プリズム』、映画『デスノート』のスピンオフ映画『L change the WorLd』(エル チェンジ ザ ワールド)』などの、小林弘利。

 公開は2019年の予定。

 12月4日には今関監督の前作『ライカ』のDVDが発売される。本作は、モスクワ・オールロケを敢行し、スキャンダラズな恋愛を描いて、本国ロシアでは上映規制されたが、主演の宮島沙絵がロサンゼルス映画祭最優秀新人賞を受賞。国内外で高い評価を得ている。


【ポール・ラザー(Paul Lazar) コメント】

 今回、作曲家としてだけでなく同時に俳優としても映画造りに参加できたことは、初めてで且つ素晴らしい経験でした。この映画は、心の動きを音楽で紡ぎ、まるで一つの「詩」のような映画です。きっと観客の皆さんをノスタルジックな空間に誘ってくれることと思います。この詩的空間を我々と一緒に覗いてみて欲しいと思っています。


【モトーラ世理奈 コメント】

 監督の今関さんとは台湾から帰国後一週間ぶりくらいの再会でした。映画『恋恋豆花』とは全く違う色の中で今関監督とご一緒できて嬉しかったです。撮影中は常にヴァイオリンとピアノの旋律が聞こえ、しんとした空気の中ににずっといました。音と映像が合わさって完成したこの作品を観たとき、私自身どのような刺激を受けるか、完成がとても楽しみです。


【今関あきよし監督 コメント】

 この映画は、ひとりの少女の命の終焉と誕生を描いた物語。同時に監督である僕自身の「闇」についての映画でもある。ポールには独自のバイオリン音世界で映像全てを包み込んでもらい、モトーラには徐々に変態し、自由にその姿を変えていく役のために、一人三役を演じてもらった。並行する複数の時間を一本の映画時空に凝縮し、まだ始まっていない未来、取り戻せない過去を描き出したい。そう願って演出した作品がこの『Memories』。


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映画『Memories』

(2019年、日本)

 ■監督:今関あきよし
 ■脚本:小林弘利
 ■企画・製作:龍信之助、嶋田 豪
 ■出演:ポール・ラザー、モト-ラ世理奈、鈴木聖奈、石綿日向子


 ■公開表記:製作・配給 アイエス・フィールド
 2020年公開予定



(オフィシャル素材提供)



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