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舞台挨拶・イベント

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『そらのレストラン』公開記念トークショー

2019-02-18 更新

伊藤亜由美(企画・制作、クリエイティブオフィスキュー代表取締役)、深川栄洋監督、森 谷雄(プロデューサー、アットムービー代表取締役)

そらのレストランsorares-movie 配給:東京テアトル
全国公開中!
© 2018『そらのレストラン』製作委員会

 洞爺湖を舞台に2012年1月に公開された『しあわせのパン』、空知を舞台に2014年10月に公開された『ぶどうのなみだ』に続く、大泉洋主演の北海道映画シリーズ第三弾となる映画『そらのレストラン』が公開中だ。2月15日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町にて公開記念トークショーが行われ、満席の客席が出迎える中、本作の企画・制作を務めた伊藤亜由美、監督を務めた深川栄洋監督、プロデューサーの森谷雄が温かい拍手のなか登壇した。


 最初に伊藤は、「今日は金曜の夜なのに、飲みたい気持ちを抑えて来てくださりありがとうございます」と感謝を伝え、深川監督も「短い時間ですが最後まで楽しんでいってください」と挨拶。ずいぶん前から構想があったという本作について伊藤は、「森谷さんとは『しあわせのパン』の構想の時からなので、2008年から本作のことを話していて、2人でロケハンをしたりと完成まで10年もかかりました!」と感慨深く話した。森谷も「3部作もついにここまで来たかと、『そらのレストラン』の公開日を迎えたときには感無量でした」と本作への想いを語った。伊藤は「映画を観たら分かると思うんですけど、劇中のような男子の“わちゃわちゃ”感が大好きで、チームナックスも映画のような“わちゃわちゃ”を経ておじさんになりました(笑)。楽屋ではいつもあんな感じなんですよ。それで大人になっても”わちゃわちゃ“してるのが好きで、それを撮るなら男性の監督がいいなって」と話した。それに対して深川監督は、「最初草案を読んでる時は、どう読んでいいか分からなかったです。でも、チームナックスってこういう感じだったのかなとだんだん感じ始めました。でも、おじさんたちの”わちゃわちゃ“を誰が見るんだろうと半分くらい思ってました(笑)」と自虐的に本作を語った。

 また好きなシーンについて聞かれた伊藤は、「男たちが岡田君演じる神戸を迎え入れて食べるシーンで、手前側の風吹さんと本上さんと凛ちゃんにフォーカスを当てながら、奥のほうには男たちがふざけ合ってるところも活かしていて。なんか日本映画だなって、小津さんの作品みたいで」と熱量をこめて語った。それを受けて深川監督は、「現場ではそこ(男たちがふざけ合っているところは)いらないでしょと言われたけど、説得して実現しました。あのショットで男の世界と女の世界が同時間に見られないかなと思って作らせていただきました」とこだわりを語った。


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 続けて、「あのシーンは撮影の最初のほうのシーンで、全員が揃う初めての日だったんですけど、5人揃うと話を聞かなくなるという。それで役者が芝居をやりづらい環境を作ろうかなと、そうすると役者にも火がつくんですよ」と深川監督ならではの演出方法について語った。

 最後に、もう一度観てもらいたいシーンについて聞かれた監督は、「せたなの他では見ることができない地形や広大な土地に注目していただきたいです。海に面しているのに、崖の上に牧場があるなど、“せたな”でしか撮れない映像となっています。ぜひもう一度観てください!」と見どころを語り、イベントは幕を閉じた。


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(オフィシャル素材提供)



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