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舞台挨拶・イベント

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『十二人の死にたい子どもたち』公開記念舞台挨拶

2019-01-27 更新

杉咲 花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川 愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤 幸彦監督

十二人の死にたい子どもたちshinitai12 配給:ワーナー・ブラザース映画
大ヒット公開中!
© 2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会

 「天地明察」、「マルドゥック・スクランブル」のベストセラー作家・冲方 丁(うぶかた・とう)原作で、第156回直木賞にも候補作となり話題となった冲方自身初となる現代サスペンスの傑作「十二人の死にたい子どもたち」(文春文庫刊)が実写映画化。遂に1月25日(土)より全国公開となった。

 この度、1月26日(土)、丸の内ピカデリーにて公開記念舞台挨拶が実施された。


 公開から一夜明け、先日行われたジャパンプレミアと同様に本日、豪華キャスト&堤監督が再集結。“死にたいけど、殺されるのはイヤ”、安楽死を望む12人の未成年たちによって繰り広げられる“密室サスペンス”である本作。現在、絶賛の声と共に“言いたいけど、言えない!”といったサスペンスならでは、本作ならではのもどかしさが全開となった感想がSNS上で飛び交っている。今回の舞台挨拶は上映後の実施ということで、堤監督の手腕の元、映像化された密室サスペンス×豪華キャストの名演を存分に堪能し、本作の衝撃のラストを目撃した観客たちの興奮冷めやらぬ熱気が会場一体に充満。そこに彼らが姿を現すと、万雷の拍手が巻き起こり、割れんばかりの大歓声が飛び交った。

 「たくさんの映画がある中で、この作品を選んでいただけて本当に嬉しいです! ようやく公開を迎えることができて、更にこうやってみんなと一緒にお届けすることができて本当に嬉しいです!」と公開を迎えた心境を露わにした杉咲 花に続いて、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈らの豪華キャストと堤監督によってオーディションで選びぬかれ、本作への出演を獲得した吉川 愛、渕野右登、萩原利久、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗ら新人俳優たちも挨拶。観客からの大歓迎とキャストたちの熱い想いを一身に受け取った堤監督は撮影を振り返り「63歳なので、この中にいると僕は違和感を感じます(笑)。撮影中も共通の話題がなくて……ちょっと引きこもってました(笑)。僕自身“自分の映画”が撮れたなって思っています」と自信をのぞかせ、「ぜひ、今日このあと他の映画館に行ってもう一回観ていただくと良いと思うんですよ。人間は基本的に、物事の真ん中しか見てないので、二回目は端を中心に観てもらいたいです。ちょっと違った秘密が隠されてたりすると思うので、それを見つけて何度でも楽しんでいただきたいです」と映画をPR。

 今回残念ながらインフルエンザで欠席となってしまった新田からは「本日は寒い中、劇場に足を運んでくださり、ありがとうございます。インフルエンザのため、欠席となってしまい大変申し訳ございません。今日という日をとても楽しみにしていたので、皆様にお会いすることが叶わず、本当に残念に思っております。皆様にこの映画を楽しんでいただけたら、とても嬉しく思います」とのメッセージ寄せられた。

 撮影を振り返り、この作品を通して“なにか成長したことはあるか?“と質問されると「忍耐力が少しついたかなって思っています。40分の長回しの撮影は今まで体験したことがなかったので。堤組でしか体験出来ないことですし、カメラが回り続けているのは緊張感がずっと続いて。これはきっとすごいシーンになっているんじゃないかな?ってその場に居た全員が思っていたと思います」と杉咲。北村は「今までは現場で自分が一番年下ってことが多かったのですが、今回、自分より年下の子たちがいて。竹内さんが撮影現場で宿題をしていて……宿題!?って思って(笑)。俺ってもしかして歳取ってる!?って思いました(笑)。成長とはもしかしたら少し違うかもしれませんが」と。続けて、高杉が「こんなに同世代が集まることってないので……僕は人見知りなのですが、コミュニケーション能力は少し発達したかなって思いました」と語ると「ウソつけ(笑)!」と登壇者たちからヤジが。するとその言葉を受け「今一緒にいることが多いので、プロモーション期間を通して話せるようになりました(笑)」と加えて説明をした。黒島は「(成長したのは)現場での対応力かなって思います。堤監督は結構、現場で“あれやってみて”“これやってみて”っていう演出が多かったので、それに応えようと頑張りました。自分なりに一生懸命できたのがよかったかな?って思っています」と黒島。その話を受け「バッチリでした! 僕はかなり思いつきで演出してしまうタイプなので、彼女を始め全員にその場でいろいろとリクエストしてもらったんですけど、素晴らしい対応力でした」と監督からコメント。橋本は「切り替えであったり、集中力?対応力に通ずるものがあると思うんですけれど、自分だけじゃなくてみんなの切り替わりの緊迫感もひしひしと感じていて。ずっと同じ場所で撮影をしていても、集中力を切らさず、でもその場に慣れすぎるってこともなく出来たかなって思います」と撮影を振り返った。

 それぞれが思い思いに、この作品に対する熱意、映画公開の喜びを語ったところで、“十二人で映画を作るなら?”“十二人でしたいこと”“この十二人に向けた気持ち”などを込め、本作のタイトルをもじった「十二人の○○したい子どもたち」を発表することに。発表は劇中で密室サスペンスを読み解く一つの鍵となる登場人物たちに割り振られた番号順に。

 1番・サトシ役を演じた高杉が答えたのは「十二人の“ゲーム”したい子どもたち」で、「いつも1人でゲームをしているのでみんなでワイワイしたら楽しいかなと思いました」と説明。2番・ケンイチ役の渕野は「十二人の“脱獄したい”子どもたち」と回答、3番・ミツエ役の古川琴音は「十二人の“補欠を決められない”子どもたち」。

 4番・リョウコ(芸名:秋川莉胡)を演じた橋本は「十二人の“ハワイで打ち上げしたい”子どもたち」と答え、「みんなの気持ちを代弁したつもりで……打ち上げをハワイでしたらいいのかなって、やんわり伝えようかなって思ったらこの回答になりました(笑)」と。堤監督は「最近、そんなハワイに行くなんてないですよ(笑)」と堤監督が口をはさむと、「昔はあったって聞きましたよ(笑)!」と負けじと橋本が交渉! しかし堤監督が「新宿の大きいカラオケとかですね(笑)」と笑いを交えながらかわす。

 5番・シンジロウ演じた新田は「十二人の“個性の違う”子どもたち」と回答しており、それを受けた北村が「真面目だな~って。まっけんらしいなって思います。彼は人への愛情がすごいので、この映画のことも、監督のこともキャストのこともみんなのことが大好きなんです」とコメント。


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 6番・メイコ役の黒島は「十二人の“大人な”子どもたち」と答え、「撮影現場で一人ひとりのことを観察してたんです。それぞれがちゃんと役者としていて。撮影現場でみんなのこと大人だなって思いました」と説明。

 7番・アンリ役の杉咲が「十二人の“もぐもぐ”したい子どもたち」と答えると、「現場で、新田さんが大量のピザを差し入れてくれたんです。重たいシーンが多かったので、みんなで和気あいあいと食べるというよりは、それぞれが“美味しいな~”って食べていたので、今度はみんなで食べたいです!」と笑顔を見せる。

 8番・タカヒロ役を演じた萩原は「十二人の“入れ替わった”子どもたち」と答え、「十二人で役柄を入れ替えたら面白いと思って。誰が誰をやったら面白そうとか撮影中、結構を妄想してました」と続けた。

 9番・ノブオ役の北村は高杉と同じく「十二人の“ゲームしたい”子どもたち」。ちなみに11番・マイを演じた吉川も「十二人の“ゲーマーな”子どもたち」とゲームにまつわる回答を。

 12番・ユキ役の竹内は「十二人の“サバイバルな”子どもたち」で、ある日12人が無人島にいて……そこで生まれる絆とかバトルだったり……そういう映画をみんなで撮りたいです!」と再共演に意欲を燃やす。

 そして、今回特別に原作者である沖方からも!とのことで「十二人の“今後の活躍を見届けたい”子どもたち」との回答が贈られ、大絶賛の言葉を受け取ったキャストたちは「撮影現場にもいらしてくださって、イベントにも来てくださいました。何よりもやっぱり沖方さんに、この映画を一番に観ていただきたくて。大丈夫かなってドキドキしていました。このように言っていただけて、本当に嬉しいです」と大感激!

 最後には監督から「十二人の“隅に置けない”子どもたち」との回答がなされ、続けて「今回ほぼ、初めて仕事をした方ばかりで。大御所とか、大先輩に囲まれて、若手は実力をなかなか発揮できないことも多いと思うのですが、この12人に関しては、どんな現場においても大丈夫だと思うんです。それぐらい対応力と実力と存在感が揃っている12人なので。観ていただいた皆さんには、納得していただけると思うんですが、どの方においても隅におけないなって。この十二人は今後、映画やドラマ、この業界において隅に置けない存在だと思います」と撮影を通して知ることとなった個性豊かなキャストたちの魅力や、彼らに向けた想いを力強く語ると、客席から登場時にも勝るほどの万雷の拍手が!

 終始盛り上がりを見せ、最後は「この映画は十二人がそれぞれ“死にたい”と言って集まる映画ですが、出会いによって、怒りとか悲しみとか苦しみとかが、それぞれの中で溢れ出てきて。そんなお芝居をみんなとさせていただいていて、演じている間、自分が生きているってことをすごく感じました。生きるパワーを貰えるような作品だと思っています。本当に撮影は大変で、みんなで一個一個乗り越える感覚でした。この皆さんと一緒にこの映画に出演できて、本当に幸せだったなって思っています」(杉咲)、「この映画は映画音楽的にもかっこいいし、堤さんのカット割が本当に繊細で。それぞれの表情がよく見られて、個性もあるし、僕自身“こんな映画を観たかった”と観終わった時に思いました。ここから皆さんが良かったと思っていただけたなら、その気持を素直に伝えていただければと!」(北村)、「本当に撮影中、演技をしていてどんな作品になるのか想像がつきませんでした。テンポが良くてジェットコースターみたいな作品で、出演している身ではありますが、自分自身とても楽しめました。観ていただきたいところはたくさんあるのですが、目線とか表情、細かいお芝居に注目して観ていただいて、一緒に推理していただきたいです! 何度も観てください!」(高杉)、「遂に公開されて嬉しい気持ちと、どういう風に思っていただけるかドキドキする気持ちの両方があります。本当にみんなで頑張って作った作品なので多くの方に観ていただきたいです」(黒島)、「和気あいあいとした姿を観た後に、この映画をもう一度観ていただくと、また少し違う視点で観られると思います! ぜひ、いろいろな方々と何度でも観ていただきたいです!」(橋本)とキャストを代表して5人がそれぞれが充実した表情を浮かべ、さらなる大ヒットを願うコメントをし、堤監督からは「本当に自信をもって、お届けできる映画が出来たと思っています。かならず5人の方におすすめしていただいて……その人たちがまた5人に声がけ……と、そうしていたら、あっと言う間に超絶大ヒットになるので(笑)! よろしくお願いいたします!」とのメッセージが贈られ、舞台挨拶は終了した。



(オフィシャル素材提供)



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