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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』

『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』
公開記念トークショー

2018-11-20 更新

LiLiCo、よしひろまさみち

A GHOST STORYags 配給:パルコ
全国公開中
© 2017 Scared Sheetless, LLC. All Rights Reserved.

 『ムーンライト』『レディ・バード』など話題作を続々と配給し続けている北米の映画会社A24。今、世界から最も注目を浴びる同社が選んだ次の題材は、斬新ながらもどこか懐かしさを感じさせるシーツ姿のゴーストの物語『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』。自分のいなくなった世界で、残された妻を見守り続ける、ひとりの男の切なくも美しい物語だ。

 この度、本作の公開初日を記念し、映画コンシェルジュのLiLiCoと映画ライターよしひろまさみちがゲストとして登壇した公開記念トークショーが実施された。ゴーストの時空を超える旅、侘しくも切ない愛情など、ゴースト視点だからこそ楽しめる本作の魅力を映画のプロの視点で語り尽くした。


 映画を鑑賞したばかりの観客の前に、公開記念トークショーの案内役としてシーツ姿のゴーストが登場。映画から飛び出してきたかのようなゴーストからの紹介で、本日のゲストであるLiLiCoとよしひろが場内に現れると大きな拍手が。

 早速、映画の感想を語り始める二人。LiLiCoは「おばけのビジュアルだけど、これは温かいラブストーリー! 生きるということについて、すっごく考えさせられた」と絶賛。よしひろは「肉親や大切な人を亡くしたことのある人は、きっとその人のことを思い出しちゃうと思う。このゴーストみたいに、必ず見守ってくれている人がいるんだと感じられると思う」とゴーストが主人公である物語に感動した様子。実際、LiLiCoは、視える人からは昔亡くなった祖母がずっとあなたを見守っているわよ、と言われることが多いとか。家から離れられない劇中のゴーストについても触れ「子供のころに住んでいたスウェーデンの家を再訪した時、もう別の人が住んでいたのに、何かの気配を感じたの! やっぱり、あるのよ! 守ってくれていたり、誰かに見守られていたりって」と自身のエピソードを披露。よしひろも、幽体離脱の経験やおばけを見た経験を語るなど、まさのおばけエピソードも飛び出し、ユニークなトークに。


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 そんな温かい存在として描かれる本作のゴーストを演じたのはオスカー俳優でもあるケイシー・アフレック。表情も見えず、セリフも発しないシーツ姿の演技について「おばけ役が徐々にうまくなっていってた(笑)」とLiLiCoが話し始めると、よしひろも「最初はただ存在するだけだったのに、ポルターガイストもできるようになるしね(笑)」とすかさず反応し場内からは笑いが。

 必要最小限にセリフを排除し、1シーンを驚くほどの長回しで撮影されている本作。特に印象深く残るシーンとして、Cを亡くしたMが悲しみを堪え、ひたすらチョコレート・パイを食べ続けるシーンについて触れると「あのシーン、実はルーニーがビーガンだから、ビーガン用のチョコレート・パイを作ってもらったらしいんだけど、味がひどかったみたい」とよしひろから驚きのエピソードが。LiLiCoも「あるシーンでは、字幕が乗ってないんだけど、これはゴーストの物語であることがこの映画のテーマだから、あえてなのよ」と語り、よしひろも「監督もそこについては言及していて、ゴーストに焦点を当てたかったから、と明かしているみたい」とコメント。日頃から映画を数多く鑑賞し、コメンテイターやライターとして第一線で活躍する二人ならではの撮影秘話が明かされた。

 最後には、映画の公開前日となる11/16(金)に誕生日を迎え、48歳になったLiLiCoにサプライズで花束をプレゼント! 思わぬプレゼントに「ありがとうございます! びっくり!」と驚いた様子。優しくも切ない夫婦愛が描かれる本作について「私、最初にこの映画をみた後、すぐにもう一回観直したの! きっとたくさんのことを語り合いたくなる映画だと思う」と語るLiLiCoと、「本当に2回でも3回でも楽しめる映画。何度観ても何か思わせるものがある映画だから、ぜひ、何度も観てほしい」と続けたよしひろ。シーツを被ったゴーストも登場し、映画の魅力はもちろん、死後の世界、死生観についてまでをも語り尽くす、濃厚なトークショーとなった。


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 イベント終了後に行われたLiLiCoとよしひろの囲み取材では、先日発表された、夫・小田井涼平さんが所属する「純烈」の紅白歌合戦出場についても言及。改めて「『純烈』10年目にしてようやく! 辛い経験や大変な苦労をしてきたことも知っているし、私も同じ経験をしてきたから本当に嬉しいです。ファンの皆さんもおかげです」と喜びを噛み締め、「当日、私もスケジュール空けてるんで! バックダンサーとか、見切れでもいいから紅白出演できるように考え中です(笑)!」と冗談まじりで驚きの構想を告白。

 「この映画は夫婦で観たいですね。普段あまり主人と映画には行かないんだけど、私、たくさん観てるから(笑)。ただ、私たちは出会ってすぐ結婚したから、こういう深い映画を観て、お互いの考え方や感じ方を確かめ合うのも素敵だなと思います」とLiLiCo。よしひろも「心あたたまる夫婦の映画」とアピールして囲み取材を終了した。



(オフィシャル素材提供)



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