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『たまゆらのマリ子』公開決定!

2018-10-15 更新

たまゆらのマリ子tamayuram
© 「たまゆらのマリ子」製作委員会
配給:ロサ映画社

 現代人の赤裸々な実態をスリリングに描いた衝撃の人間ドラマ『たまゆらのマリ子』。都市生活に摩耗しながらも懸命に生きる人々の孤独、苦悩、欲望を、卓越した洞察力とブラックユーモアで描いた本作は、国内では第12回大阪アジアン映画祭、第26回TAMA CINEMA FORUMで上映され大きな話題を集めた。さらにヨーロッパ最大級のインディペンデント映画祭であるイギリスのレインダンス映画祭コンペティション部門に応募総数7500作品の中から見事選出。ドイツ、アメリカなど数々の海外映画祭での招待上映を経て、待望の国内凱旋公開が決まった。12月1日(土)からシネマロサでのレイトショーとなる。

 誰もが身に覚えのある日常的な感情を、奇妙で幻惑的なフィクションの世界に変換する大胆な作風により、本作は映画ファンのみならず、広く現代人の心を捉える娯楽作品に仕上がっている。監督は『焦げ女、嗤う』の新鋭・瀬川浩志、主演は宮沢章夫率いる遊園地再生事業団の牛尾千聖、音楽はJYOCHOのギタリスト、中川だいじろー(ex.宇宙コンビニ)が担当している。


○ 瀬川浩志監督のコメント

 この作品の構想を思いついたのは約4年前。東京にやってきて間もなく10年を迎えようとしていた当時の僕は、都会での生活を満喫しつつも、一方でとてもイライラしていました。効率を求め、楽に生活しようとすれば衝突を生み出すような「本音」なんて言わないほうがいい。それは分かる。分かるけど、でも本当にそれでいいのか? みんなぶちまけちゃえばもっと楽になれるんじゃないか? そんな思いを抱えながらも、日々をやり過ごすために己を偽っている他人にも自分自身にもイライラしていました。
 そんな日常で感じていたフラストレーションが、常識というリミッターを取り払って己を解放する本作の「マリ子」というキャラクターにつながったのだと思います。これまで自分が創り上げてきた作品同様、シリアスなシーンのはずが妙に滑稽だったり、その逆に滑稽なシーンのはずがどこか物悲しかったりするややこしい作品ですが、自然で剥き出しの人間の姿というのはきっとそういう裏腹の要素を併せ持つものなのだと思います。


監督・脚本:瀬川浩志

 1979 年、京都府出身。
 2007年映画美学校フィクション高等科を修了。在学中に制作した4作目「蛾意虫」が第12回水戸短編映像祭などいくつかの国内の映画祭で入選。
 2010年『焦げ女、嗤う』が第11回TAMA NEW WAVEに入選、その後渋谷UPLINK Xでレイトショー公開される。
 2年の月日を費やして完成させた最新作『たまゆらのマリ子』が、イギリスで開催された第25回レインダンス映画祭のコンペティション部門に選出。同作は作品賞だけでなく、最優秀脚本賞にもノミネートされた。



(オフィシャル素材提供)



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