インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash




広告募集中

このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Madia Player ダウンロード
Windows Media Playerをダウンロードする

舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』

『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』
鹿児島・熊本先行公開記念舞台挨拶

2018-11-27 更新

有村架純、國村 隼、吉田康弘監督

かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―railwaysmovie 配給:松竹
11月30日(金)より、全国ロードショー
© 2018「かぞくいろ」製作委員会

 人生を鉄道になぞらえて描いてきた映画「RAILWAYS」シリーズの最新作『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』。11月30日(金)の全国公開に先駆け、舞台となった<肥薩おれんじ鉄道>が通る鹿児島・熊本にて先行公開を迎えた本作。それを記念し、鹿児島にて舞台挨拶が実施された。W主演の有村架純、國村 隼、吉田康弘監督が登場すると、会場は大歓声に包まれた。

 有村は「こんなにたくさんの方が足を運んでくださり、とても嬉しいです! 今日は楽しんでいってください」、國村は「先行上映初日から、本当にこんなにたくさん来ていただいてありがとうございます」、吉田監督は「本日はお越しいただき、ありがとうございます!ぜひ楽しんで帰ってください」とそれぞれ挨拶した。

 撮影後初めて鹿児島に来た3人に久しぶりの鹿児島の地について聞くと、有村は「今年の1~2月に撮影したのでその時はすごく寒かったのですが、今日はとても暖かいです! 移動中の車では寝ちゃうほどでした(笑)」と告白。國村は「鹿児島といえば南国!というイメージしかなかったのですが、撮影中は雪も降っていたので、すごく裏切られたような気持ちになっていました。今日は架純くんが言っていたように、本当に南国らしいカッとした陽気で、これこそ鹿児島だなと思いました」と撮影時との鹿児島のイメージの違いについても話した。また、鹿児島の方からの本作の反響について聞かれると、有村は「やっぱり皆さんすごく温かくて、歓迎してくださっているのが伝わってきたので、安心しました。失敗してもいいかなって(笑)」と本音をポロリ。吉田監督は「上映後の舞台挨拶をさせてもらったときは、涙ぐんでいる方とか、架純ちゃんが話しているときに何度も頷いてくださっている方がたくさんいて、すごく(作品を)受け入れてくださっている空気がとても嬉しいです」と本日いくつか回った舞台挨拶時の様子も交えて語った。

 役柄上、鹿児島の方言を使う役だった國村は「ずっと鹿児島に住んでいる役だったので、鹿児島弁以外はしゃべらなかったですね。鹿児島弁は難しかったです。ただ実は、私は遺伝子的には八代(やつしろ)生まれの九州人なんです。生まれてすぐ関西に引っ越したのですが、鹿児島弁は初めて聞く言葉であるはずなのに、どこかで懐かしかったり、ふっと馴染んだりしたので、わりとスムーズに入れました」と自身のルーツと重ね合わせ、鹿児島弁でのセリフはそこまで苦ではなかったことを告白。

 有村は「私は鹿児島弁のセリフなどはなかったのですが、実は親族が鹿児島に住んでいて、幼少期からおじいちゃん、おばあちゃん、いとこと話すときは向こうは鹿児島弁だったので、聞き慣れているというか、どこか懐かしかったです。<わっぜ>(鹿児島弁:すごい、すごくの意味)は、よく聞いていました!」と鹿児島弁に触れることが多かったそう。

 鹿児島がメインの舞台となったこともあり、地元の方々との関係性などについて聞かれると吉田監督は「エキストラにたくさん出ていただきました! 小学校も平日に撮影に入らせていただいて、登下校のシーンはみんな参加してくれました。婦人会の方も温かいごはんを出してくださったり……撮影隊にとっては本当にありがたかったです。美味しかったです」と感謝を伝えた。

 撮影をしていくなかで触れた鹿児島の名物について聞かれると、有村は「名物じゃないのですが、鶴を見ました! あとは黒ぢょか」と言うと、國村は「まさに私も! 撮影中は黒ぢょかがある店に毎日飲みに行っていました。それが高じて、黒ぢょかも買いまして東京の自宅で寒い時にそれを使って呑んだりします」と鹿児島の伝統的な焼酎用酒器である「黒千代香(くろぢょか)」の話で盛り上がった。

 上映前の舞台挨拶ということで、ぜひ注目してほしい、見どころシーンについて有村は「すごく映像が美しくて、いろんな景色が入っていますが、冒頭のほうに出てくる晶と駿也が電車に乗って節夫さんのおうちに向かうシーンの、電車から見える海が特に綺麗なので注目してほしいです」と話し、國村は「今日はいろいろな場所で舞台挨拶をさせていただいたのですが、実感として<かぞくいろ>は鹿児島というバックグラウンドがなければ出来なかった作品だなと思いました。鹿児島の方は、桜島などの大自然と皆さん折り合いをつけながら暮らしてこられて、それを通しての風情みたいなものがある。その地に東京から晶ちゃんや駿也が来て、ばらばらに壊れていたかぞくを再生していけるという話です。なので、鹿児島という風土、自然、そしてみなさんがいないと絶対成り立たなかった映画だなと実感しました。そんなところも気にしながら観てもらえると嬉しいです」と味わい深く語った。

 最後に國村は「ご覧になってもし自分にささったぞ、鹿児島をいろいろな人に紹介できるぞ等思っていただけたら、皆さんから世界中にネットで口コミを広めてください。<かぞくいろ>面白いよ!って。お願いいたします」と茶目っ気も交えて挨拶。有村は「家族の在り方とはなんだろう?と改めて考えさせられる作品です。観終わった後に、ぜひ皆さんの大切な人に、ありがとうとか好きだよとかそういった言葉を伝えてもらえると嬉しいなと思います」と挨拶し、歓声につつまれるなか舞台挨拶は終了した。



(オフィシャル素材提供)



関連記事
第23回釜山国際映画祭ワールドプレミア
完成披露試写会舞台挨拶
初日公開記念舞台挨拶

Page Top