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インタビュー

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『ダブルドライブ ~狼の掟~』
オフィシャル・インタビュー

2018-08-27 更新

藤田 玲×佐藤流司


ダブルドライブ ~狼の掟~doubledrive
© 2018「ダブルドライブ ~狼の掟&龍の絆~」製作委員会
企画・配給:AMGエンタテインメント


 「絶狼<ZERO>」シリーズの藤田 玲が主演を務め、ミュージカル『刀剣乱舞』の佐藤流司が出演する映画『ダブルドライブ ~狼の掟』。この度、2ショット・インタビューが到着した。

 本作は、ヤンキー映画『ガチバン』シリーズで窪田正孝、裏社会映画『闇金ドッグス』シリーズで山田裕貴を輩出した製作陣が新たに放つ、車が紡ぐ流れ者たちの生き様を描いたクライム・カーアクション。2.5次元系舞台や音楽活動などマルチな才能を披露している藤田 玲、佐藤流司がアウトロー役を好演。さらに『ラブライブ!サンシャイン!!』の「Aqours」メンバー小宮有紗、『SR サイタマノラッパー』の駒木根隆介、名優・波岡一喜が脇を固める。


藤田さんは『ボーダーライン』からの続投ですね。

藤田 玲: 『ボーダーライン』でアベルはラスト、あることを背負うんです。そしてそこで終わってしまう。その先、どういうふうにアベルが生きていくのか、僕自身、気になっていたので、それを見られるというのが、まず嬉しかったです。


佐藤さんは本作からの出演です。

佐藤流司: はい。俺、車の免許を持ってないんですよ。だからこの作品に出るのが、自分で大丈夫かなという不安が正直ありました。

藤田 玲: 確かに。『ダブルドライブ』だもんね。

佐藤流司: そうなんですよ(笑)。でも、アウトローの話だと聞いたので、それはすごく楽しみでした。


脚本を読まれてみて、いかがでしたか?

藤田 玲: 大きくいうと、人と人との繋がりの物語だなと感じました。もちろん、車とかアウトロー、アクションなんかが描かれていますが、前作ですべてをなくしたアベルが、純也と出会って、人間味を取り戻すというか。そういう絆の大切さといったものを感じました。


昔の友達とのエピソードも登場しますね。

藤田 玲: はい。大児くん(駒木根隆介)とのエピソードもそうですね。


佐藤さんは。

佐藤流司: 『~狼の掟~』の後に公開になる『~龍の絆~』と、2作品分の脚本を一気にいただいたこともあって、正直、セリフが多いなって(苦笑)。

藤田 玲: 俺なんて、「てんてんてん(……)」しかないから。

佐藤流司: そう! 相方が「てんてんてん」ばっかりで、俺がずっとしゃべってる、みたいな。久しぶりにおしゃべりな役をやるなと思いました。楽しみでしたけどね。脚本を読んでいれば、いい作品になりそうだというのは分かるので。今回は、すごく楽しくなりそうだなと脚本の段階で思えました。


藤田さん、おっしゃるようにセリフが多くない役でしたが、そこに難しさを感じましたか?

藤田 玲: 難しいとはまた違いますが、自分からテンポを作り出すことができないんですよね。だからたとえば、純也がテンポよく話しているところに合う「てんてんてん」だったり、一緒に演じてくれている役者さんとのバランスを考えながら、立ち位置を作っていく感じでした。それから今回、アベルは背負っているものがあるので、「わーい、友達できた~!」とはいけない。少しずつ心を開いていくプロセスが必要なので、そういった意味でも「てんてんてん」の変化を考えていくのが難しかったです。


doubledrive

藤田さんと佐藤さんは、これまでにも共演されてきていますが、藤田さんは、佐藤さんが純也に合うと思ったとコメントされていますね。

藤田 玲: なんでしょう。空気ですかね。流司くんって、かっこいいじゃないですか。

佐藤流司: おおー。

藤田 玲: でも、相模原の仲間内で、こういうカッコいい子が下っ端にされちゃうって、結構リアルな感じがしたんですよ(笑)。

佐藤流司: ははは。

藤田 玲: それから僕は『ボーダーライン』でこの世界観を経験しているので、ここにマッチすると思ったんです。あとは単純に僕のバディにしたい人だった。


佐藤さんは、純也という役でどんな部分を出せたらと思われましたか?

佐藤流司: いつも割とかっこつけたり、かっこいいキャラクターが多いんです。でも今回はかっこ悪く演じてくださいというリクエストが元木(隆史)監督からあったので、存分にかっこ悪く演じさせていただきました。


藤田さんのバディだということは、企画を聞いた段階で知ったのでしょうか?

藤田 玲: というか、一緒にご飯を食べに行ったときに、僕がオファーしたんです。バディになってくれと。

佐藤流司: 舞台の「ナルト」繋がりの集まりのときに、「何月、空いてる?」って聞かれまして。

藤田 玲: そう。最後、ふたりだけ残ったときに。こういう映画があるんだけどって。


そうなんですか!? 俳優さんが直接オファーすることなんて、あるんですか!?

藤田 玲: もちろん、決めるのはプロデューサーさんたちですけど、流司くんがいいんじゃないかという話が出ていたんです。でも流司くんは忙しいから、僕から聞いてみようと。バディにしたかったので。

佐藤流司: ははは。

藤田 玲: 「そういえば、何月、空いてる?」って聞いたら、「ギリ、空いてると思います」って。だから、「へえ、そうなんだぁ。あのさ、映画があるんだけど!」っと口説きました(笑)。


直接のご指名だったんですね。それは佐藤さんも嬉しいですね。

佐藤流司: 嬉しいですよ。空いてます、空いてます!って。


現場ではどんな雰囲気だったのでしょう。

藤田 玲: こんな感じのままです。よく知った仲ですし。今回、現場に対するストレスが全くありませんでした。『ボーダーライン』ももちろん楽しかったですけど、先輩方ばかりだったので。今回は流司くんとW主演のような形ですしね。


実際の撮影で、よく覚えているシーンはありますか?

藤田 玲: 大児くんたちとのカラオケのシーン。

佐藤流司: 俺が車のうんちくを喋るんですよ。知識を早口でまくし立てる。でも、俺、車のこと、よく知らないし。だから知らない単語ばっかりで。

藤田 玲: 免許も持ってないわけだからね。スタッフさんに詳しい方がいたので、イントネーションとかも教わったりしてたね。

佐藤流司: そうなんです。

藤田 玲: 俺はそれをニヤニヤ見てました。

佐藤流司: ははは。

藤田 玲: 俺の場合はただただ暑さとの戦いでした。衣装が革ジャンですから。それからエアコンがついていない車。暑かったです。あとは車を運転できたのは楽しかったんですが、マニュアルを運転することって今ないし、それをしながらお芝居するのは大変でしたね。

佐藤流司: 確かに。

藤田 玲: 実際に運転しているので。さっきのカット、1速、2速、いつのタイミングで入れたっけとか。それは結構大変でした。最後のほうのシーンで、花畑みたいなところに囲まれた道を走っていくんです。あそこ、俺、エンストしたよね?

佐藤流司: しましたね。

藤田 玲: 坂道で止まっちゃって。坂道発進なんて10年ぶりで、隣に流司くん乗せてるし、後ろには元木監督が乗ってる。そういう状況で坂道発進したら、ブン……って(笑)。はあ、もうダメだと。後ろにはトラックとかも来てるし。そしたら、監督が「落ち着け、藤田。落ち着け、大丈夫だから。もう1回入れてみろ!」って。あれはパニックになりましたね(笑)。

佐藤流司: おっと~ってね。

藤田 玲: 流司くんはめちゃくちゃ楽しそうでした。

佐藤流司: ははは。


doubledrive

改めて、お互いから見て、バディであるアベルと純也の魅力を教えてください。

佐藤流司: アベルはかっこいいです。俺はもともとクールな男が好きだし、自分自身でも演じたいキャラクターですね。めちゃくちゃ強いし、頭のリミッターが外れちゃってる感じもいい。なんか北斗の拳っぽいっていうか(笑)。そういうキャラクターっていいですよね。フランス人とのハーフっていう設定も、藤田さんへのあてがきなのかな。合ってますよね。

藤田 玲: 純也のいいところは素直で欲望に忠実なところかな。それで、お金にもだらしない(笑)。なんか、人間臭さがあっていいなと思います。あと、かっこつけて粋がっているけど、にじみ出るかわいさがある。そういうところがいいなと思います。


佐藤さんを自ら誘ってよかったと。

藤田 玲: ばっちりでした。思った以上にハマったなと。嬉しかったです。流司くんが、アベルのような、クールで強い役が好きだと言ったけれど、流司くんはそういう役をたくさんやってきているので、僕はそうじゃない流司くんを見たかった。ばっちりでした。

佐藤流司: ありがとうございます。


最後に『~狼の掟~』主演の藤田さんから、ひと言お願いします。

藤田 玲: これは壮大なファミリー向けの作品で。

佐藤流司: ははは。

藤田 玲: やっぱりね、人と人との繋がりに重きを置いてますから。お父さんは車とか楽しめるし。息子さんはアクションを見て、そして流司くんが出てるので、娘さんも楽しめる。お母さんは、(間)やっぱり波岡(一喜)さんですよ。

佐藤流司: 皆さんに楽しんでいただける映画になっております。ぜひ観てください!



(オフィシャル素材提供)


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