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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
来日記者会見

2018-07-20 更新

トム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグ、クリストファー・マッカリー監督

ミッション:インポッシブル/フォールアウトmissionimpossible 配給:東和ピクチャーズ
© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

 映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の来日記者会見が東京のザ・リッツ・カールトン東京で行われ、主演のトム・クルーズと共演のヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグとクリストファー・マッカリー監督が出席して作品について熱いクロストークを繰り広げた。


 本作は敏腕スパイのイーサン・ハントの活躍を描く、トム・クルーズ主演の人気アクション・シリーズの第6弾。シリーズ最高難度といわれるトムの生身の超絶スタント・アクション・シーンに大注目だ。

 トムの来日は『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』以来約2年ぶり。すし詰め状態の会場で大きな拍手が起こる中、ペッグ、マッカリー監督、カヴィルにハグをしながら登場したトム。親日家のトムは、「家に帰って来た気がするよ」と笑顔で挨拶した。


missionimpossible

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 撮影中に足首を骨折したトムのニュースが世界中を駆け巡った本作。トムは「壁にぶつかった瞬間に折れたと分かった。とても痛かったよ(苦笑)。でも撮影は続いているから、そのままカメラの前を走ったんだ」と報告。治療を受けた医師からは9ヵ月の安静期間が必要だと告げられたというがトムは、「6週間で撮影に戻りたい」と主張し、なんと有言実行、6週間で現場に復帰してしまった。トムは、「復帰後に全力で走ったあとは数日間歩けなかったよ」と告白し、会場からは称賛の大きな拍手が沸き起こった。トムの撮影に挑む姿勢に、マッカリー監督もカヴィルもペッグも尊敬の念をにじませていた。


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 シリーズを通して過激なアクションに挑み続けているトムは今作でも危険なスタントもすべて自身でこなしている。ヘリコプターも短期間で2000時間の集中訓練を受け実際に操縦した。ヘリの撮影シーンで“スパイラル”と呼ばれるらせん形の落下飛行にも挑戦したが、事前にトムが落下することを知らされていなかったというペッグは「トムを失った……」と本気でびっくりしパニック状態に陥ったことを明かした。ペックが当時を思い出し、叫びの表情を再演して見せて会場を沸かせた。

 危険なアクションにチャレンジし続けているトムは、「観客のために全力を尽くすのが僕の主義。それにお客さんには観るだけでなく、経験してほしいと思っているんだ。人生を映画作りに捧げているし、残りの人生も持っているものすべてを捧げるつもり」ときっぱり。トムは、ほかにも成層圏ギリギリの高度約8000mの高さから時速320kmで降下し、地上スレスレでパラシュートを開くという“ヘイロージャンプ(高高度降下低高度開傘)”にもチャレンジしており、危険なアクション・シーンをスタントなしで行なったトムの現場エピソードに会場の報道陣は聞き入り、感心しきりだった。


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 マッカリー監督は「トムほど一生懸命で全力投球する人に出会ったことがない。彼の作品に対する献身的な姿勢は他の人にも感染する」と大絶賛。

 主人公イーサンの前に立ちはだかる敏腕CIAエージェントのウォーカーを演じ、シリーズに参加したカヴィルは「トムはこのシリーズの生みの親でもあるし、マッカリー監督はシリーズ初の続投監督。そんなすばらしいチームに、新たな仲間として参加できて光栄だった。最高の冒険を味わったよ」と話す。バスルームのアクション・シーンでトムと激しいバトルを繰り広げるカヴィルは「毎晩、寝るときに体の節々が痛くて寝つけなくなるぐらい激しいシーンだった」としみじみ振り返っていた。このシーンも大迫力。ぜひスクリーンで。


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ファクトリー・ティータイム

 猛暑の中、来日したトム・クルーズ。なんと23回目の来日。この人はいつも元気のパワーを持ってきてくれる。本物のスターのあかし。「映画に一生を捧げたい」と言い切るトムはスターの中のスター。毎回頭が下がります。私は、尊敬していますよ。

(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)





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