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『鈴木家の嘘』
野尻克己監督、第23回新藤兼人賞授賞式「金賞」受賞!

2018-12-10 更新

野尻克己監督、木竜麻生

鈴木家の嘘suzukikenouso 配給:松竹ブロードキャスティング/ビターズ・エンド
新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国大ヒット公開中!
© 松竹ブロードキャスティング

 突然訪れた長男の死によって巻き起こる家族の混乱と再生を、ユーモアをまじえつつあたたかく描いた感動作『鈴木家の嘘』が新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国大ヒット公開中!第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門作品賞に輝き、ヒロイン木竜麻生は同映画祭にて東京ジェムストーン賞を受賞。さらには11月17~18日の「ミニシアターランキング」(興行通信社)ではアニメ「続・終物語」に続いて初登場2位を記録、実写映画では1位をとるなど大ヒットで封切った本作。12月7日(金)、第23回新藤兼人賞授賞式が行われ、見事「金賞」に輝いた野尻 克己監督が登壇した。


満場一致で選ばれた! 野尻克己監督栄えある「金賞」受賞!

 日本インディペンデント映画の父、新藤兼人の名を冠した「新藤兼人賞」。今年第23回を迎える同賞は、 日本映画の独立プロ50社によって組織される日本映画製作者協会に所属するプロデューサーが「この監督と組んで仕事をしてみたい」「今後この監督に映画を作らせてみたい」という観点から、その年の最もすぐれた新人監督を選ぶ映画賞である。過去には「金賞」に『ハッシュ!』(02)の橋口亮輔監督や『BORDERLINE』(03)の李相日監督、『南極料理人』(09)の沖田修一監督など名だたる映画監督らが受賞してきた。そんな名誉ある「金賞」にこの度『鈴木家の嘘』の野尻克己監督が選ばれ、授賞式に登壇した。冒頭、審査員の総評より「満場一致に近い形で『鈴木家の嘘』が選ばれた。野尻監督の助監督として映画の製作現場を支えてきた経歴や、作品の演出・脚本の力、そしてキャスティングすべてを評価した結果」と絶賛された。

野尻監督「新藤兼人監督の背中を追いつつ、抜かす!」

 壇上でトロフィーを渡された野尻監督は、開口一番、先日惜しまれながらもこの世を去った映画プロデューサー・黒澤 満さんへ「黒澤さんとは生前ご挨拶した程度だったのですが、とてもかっこいい不良で、やさしいプロデューサーでした。子供の頃に観た作品を思い出し、かっこいいと思っていました。どうぞやすらかにお眠りください」と追悼の意を表した。黒澤さんは今年度特別に設けられた日本映画製作者協会 特別賞を受賞している。

 またこの度の受賞について野尻監督は「この場を借りまして、『鈴木家の嘘』のスタッフのみなさまに御礼を申し上げます」と感謝の気持ちを述べると、声が詰まり目には涙が。「『鈴木家の嘘』で私は映画監督になることが出来ました。関わってくださったすべての人に感謝しております。賞というものをあまりもらったことがないので、喜びよりも緊張のほうが勝っていますが、とにかく嬉しいです」と涙をこらえながら喜びの言葉。さらに「新藤兼人監督の冠がついた賞を頂いたということは、これからが映画監督のスタートラインに立ったということ。また生涯250本以上の脚本を手掛け、100歳まで監督をやられていた方なので、その背中を追いつつ、抜かすという目標が出来ました。100歳まで映画を作れるかは分かりませんが、引き続き良い作品を撮っていきたいと思っています。応援よろしくお願い致します!」と今後の意気込みを語った。

 当日は本作のヒロインを務めた木竜麻生も参加し、野尻監督の晴れの日のお祝いに駆け付けた。授賞式後には緊張が解けた野尻監督と木竜麻生二人でツーショットを撮り、喜びを分かち合った。


suzukikenouso


(オフィシャル素材提供)




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