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舞台挨拶・イベント

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『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』
来日ティーチンイベント

2018-06-02 更新

ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督

バトル・オブ・ザ・セクシーズbattleofthesexes

配給:20世紀フォックス映画
7月6日(金) TOHOシネマズシャンテほか、全国順次ロードショー!
© 2018 Twentieth Century Fox

 『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン主演、アカデミー賞®受賞『スラムドック$ミリオネア』チームが再集結し話題を呼んでいる「Battle of the Sexes」(原題)の邦題が、『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』に決定し、7月6日(金)TOHOシネマズ シャンテほか、全国順次ロードショーとなる。

 監督は作品賞を始めアカデミー賞®4部門にノミネートされた『リトル・ミス・サンシャイン』のジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス。ビリー・ジーンには、世界中から愛されて大ヒットとなった『ラ・ラ・ランド』で見事オスカーに輝いたエマ・ストーン、ボビー・リッグスには『フォックスキャッチャー』で同賞にノミネートされたスティーブ・カレル。スポーツ界はもちろん、政治や社会、学校や家庭における女と男の関係までも変えた世紀の戦いの全貌が今、明かされる! 最高に爽快で痛快なラストが、真に自分らしくあるための勇気と希望をくれる感動の実話。

 5月31日(木)、来日ティーチンイベントを実施。ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督が登壇した。


 たくさんの温かい拍手の中、イベントが開始。ジョナサン監督は「皆さん、こんばんは。『リトル・ミス・サンシャイン』から12年ぶりに東京へ戻ってくることができました」、ヴァレリー監督は「『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』をぜひ観てください」と挨拶。

battleofthesexes エマ・ストーンをビリー・ジーン役にキャスティングした理由を聞かれると、ジョナサン監督は、「もともとエマのことは好きだったんです。エマはどんな役だって演じられると思っていた。ただ、今回はエマからやりたいと言ってくれたんです。彼女がやりたいと言ってくれて、こちらが断ることはありません」と笑顔を見せた。ビリー・ジーンのことは二人にとって「テレビでよく見ていた存在でしたが、コートにいる時より外で話している言葉のほうが印象的で、ウーマンズリブの代表的存在でした」と答えた。

 夫婦で映画を製作し、<女と男の戦い>が起きることはないかという問いには、ヴァレリー監督が「役割分担は特にしていなくて、決定事項は一緒に確認するようにしています。バトルは家でだけして、外にださないようにしています(笑)」と答え、二人で目を合わせた。とてもこだわったというコスチュームについては、「私たちは全てにおいて指示をするんですが、テニスウェアに関しては当時のそのままを再現して作りました。73年以前は白のウェアしかなくて、この時からカラフルなウェアを起用したんです」と語り、会場から驚きの声が上がった。

 ここでマスコミから、アメリカの選挙戦と近かったことで撮影に影響がなかったのかと聞かれると、ジョナサン監督は「撮影し始めた時はヒラリーの名前だけは上がっていて相手はまだだったんです。ただきっと男だろうと予想していた。アメリカ中はヒラリーが勝つと思っていて、私たちも撮影が終わってみんなで祝福しようと言っていたのに、ショックを受けた。私たちの最初のプランと違ったんです」と当時を振り返った。

 後半は監督の過去作としてスマッシングパンプキンズ“Tonight, tonight”のPV、『リトル・ミス・サンシャイン』、『ルビー・スパークス』の予告編を上映し、ファンからの質疑応答を開始。

 俳優の採用についての決め手は?という質問には、ヴァレリー監督「ビリー・ジーンを含めたオリジナル9のメンバーは、半分はプロのテニス選手で、半分は俳優でキャスティングしました。なかなか演技ができてテニスができる人がいなかったんです」、ジョナサン監督は「起用したテニス選手は演技をしたことがなかったのに、急にエマ・ストーンと演技をしなくてはいけなかったのです。大変だったと思います」と語り、会場からは笑いが起こった。

 映画監督が夢だという観客から、映画を撮る時に大切にしていることは?と聞かれると「最初は自分の作品には嫌悪を感じるけど、過去を振り返らないで前を向いていってほしい。私たちも最初は監督業だけで食べていけなかったので、アルバイトをして週末に映画を撮っていました。今はいろいろなツールがあるから、友達とたくさん作ってみてください」とエールを送った。

battleofthesexes ボビー役のスティーブ・カレルのルックスに関しては「ビリーに似せるために入れ歯を入れたりもみあげを生やしたりしてもらった。その恰好でアカデミー賞®の授賞式に出たので、奥さんに文句を言われました(笑)。でもエマもそうですが、ルックスは気にしない、この役のためには何でもやりますという姿勢が、この二人の共通するところだし、尊敬するところです」と答えた。

 最後に、ヴァレリー監督は「映画を楽しんで欲しいです。テニスの試合について描いていますが、家族の思いや、自分に忠実であれというメッセージも込められています。当時のアメリカに旅行した気分を味わえると思いますので、ぜひ楽しんでください」と日本のファンへのメッセージを送ると、大盛り上がりの中、イベントは終了した。



(オフィシャル素材提供)




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