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舞台挨拶・イベント

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『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』
完成披露上映会

2018-05-01 更新

EXILE HIRO、別所哲也、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE
石井裕也監督、松永大司監督、安藤桃子監督
Yuki Saito監督、平林 勇監督、岸本 司監督

ウタモノガタリutamonogatari

配給:LDH PICTURES
ショートショート フィルムフェスティバル & アジアにてプレミア上映後、6月22日(金) 全国ロードショー!
© 2018 CINEMA FIGHTERS

 詩と音楽、映像を一つに融合した<CINEMA FIGHTERS project>の最新作、映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』の完成披露上映会が、先月末にオープンしたばかりのTOHOシネマズ日比谷にて開催された。


utamonogatari 完成披露上映会の前には、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)のフェスティバルナビゲーターに就任した三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEが登壇しレッドカーペットイベントが行われた。ミッドタウン日比谷6階のガーデンテラスにて行われたイベントには早朝にも関わらず多くのファンが駆け付け、開始前から会場は賑わいを見せた。このレッドカーペットイベントではEXILE HIRO、別所哲也、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE、そして本作でメガホンを取った石井裕也、松永大司、安藤桃子、Yuki Saito、平林 勇、岸本 司という6名の監督が登場! 豪華メンバーが登場すると、黄色い歓声が飛び交い、さらに会場は華やかさを増した。

 イベントでは、MCから「CINEMA FIGHTERS project」二作目となる本作について聞かれたHIROが「本当に素晴らしい監督、キャストスタッフにより素晴らしい作品ができました。今回は全曲、新曲。映画を観た後に、劇場で音楽も楽しんでいただければと思います」とコメント。

 また6月4日に開催を控えたSSFF & ASIAについて別所は「今年でSSFF & ASIAは20周年、成人式を迎えます。『CINEMA FIGHTERS project』は数年前からHIROさんと新しい映像と音楽の融合を図れないかと話して出来上がったプロジェクトです。今回の作品は一つひとつが本当に切なくて、素晴らしいものになっています。また、三代目J Soul Brothersが「FUTURE」という映画祭のオフィシャルソングを私たちのために提供してくださいました。ぜひ映画祭にもご期待ください!」と熱くコメント。

 『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』の6作品のオムニバスのうち岩田が主演を務める『ファンキー』の主題歌「東京」でリーダーとパフォーマーを務めるNAOTOは「メンバー一同映画が大好きですし、音楽と映像の融合という新しいチャレンジに参加させていただいて楽しませていただいています。自分たちの楽曲が映画になるということで、音楽ファンとしても映画ファンとしてもうれしく思いながら、盛り上げていきたいと思います!」と意気込みを語った。自分たちの曲が映像になることについてパフォーマ―の小林は「普段のMVでも楽曲にインスパイアされることは多いですが、新たに監督の方の想いなども加わり、言葉だけでないいろいろな表現方法からクリエーターとして刺激を受けました」と出来上がった映画を観ての感想をコメントした。

 ELLYは音楽と映像のコラボレーションについて「普段は音楽やダンスをつくりステージで自分たちを表現しますが、MVよりも長い映像を作ってもらうことはすごいことですし、いろいろなことに挑戦するのが好きなチームなので、今回のコラボレーションをとても嬉しく思います」とコメント。新曲「FUTURE」について問われたボーカルの登坂は「自分たちにとっても約2年ぶりのアルバムの中の一曲ということで、新たなエンターテイメントへのチャレンジのために使っていただくことを嬉しく思いますし、プロジェクトと曲が共に広まっていけば良いと思います」と語った。そして『ファンキー』の主題歌「東京」について聞かれた今市は「4年前にできた女性を想う切ないバラードです。ファンキーという作品との出合いがあり、ベストなタイミングで出すことができて良かったです」と楽曲への想いを語った。

 6作品のうち「幻光の果て」の主演を務めた山下は「今回が初めてのショートフィルムだったので、短い時間で良い時間を過ごさせていただいて、役者としても人としても良い経験になりました」と充実ぶりを語った。岩田は「僕は2回目でした。今回の石井監督の曲の解釈に驚きました。“兄貴”と呼ばれる役が夢だったのでうれしかったです。台本に“兄貴、くねくねする”というト書きがあり、監督にも“岩田くん、くねくねしてみて!”と指示されたり、自由度の高い分、アドリブも多かったですね」と撮影裏のエピソードを笑顔で振り返った。

 最後に企画・プロデュースを務める別所から「一つひとつの作品が、誰しもどこか自分に当てはまるものを感じていただけるのではないかと思います。今後もこの監督たちと作品を作っていきたいです」、HIROからは「素晴らしい作品ばかりで、刺激を受け勉強になりました。楽曲を準備してあとは監督に任せていたので、どんな表現になるかは想像がつかないのが、この<CINEMA FIGHTERS project>の醍醐味です」と、携わった6名の監督を称賛。ファンからの声援と温かい拍手の中レッドカーペットイベントは、終了した。

utamonogatari レッドカーペットイベント終了後行われた完成披露上映会にはEXILE HIRO、別所哲也、岩田剛典、山下健二郎、石井裕也監督、松永大司監督、安藤桃子監督、Yuki Saito監督、平林 勇監督、岸本 司監督がレッドカーペットイベントから継続して登場。完成したばかりの本作を見ようと会場には多くのファンが詰めかけた。

utamonogatari 「ファンキー」を担当した石井監督は、作品について「女性目線の片思いの曲で、究極の片思いについて考えた時に死んだ人への想いかなと思いました。『ファンキー』は6作品の中でもかなり自由に作らせていただいたと思っているので、頭でっかちにならずに観ていただければ」と語りつつ、主演の岩田について「最高の笑顔を持っていることは知っていたんですが、岩田さんの笑顔はかなり殺傷能力が強いじゃないですか(笑)。映画の中では一回だけ出てくるので楽しみにしていてください」と岩田の魅力を交えアピールし、会場の笑いを誘った。また、岩田から石井監督へは「“奇才”という言葉がこんなにも似合う監督はいません。短い撮影時間だったのですが、とにかく水まみれになって(笑)。溺れかけたり、水中で酸素ボンベを外して芝居をしたり、とにかくすごい撮影でした。『ファンキー』というタイトルから、池松さんたち他の出演者みんなで各自“ファンキーなポーズ”とは、など解釈して挑みました」と撮影時を振り返った。

utamonogatari 「幻光の果て」の岸本監督は、作品について「べたですが、愛を突き進めて破滅したりすることもありますが、その人がそれが良いものだと思っていれば本当の良い人生だ、というのが作品のテーマです」と述べ、主演の山下は監督について「本読みの時から、役者のことを考えてくださる監督で、役者として成長できたと思います。でも水に入るシーンが多く、服を着たまま水深5メートルのところにボンベや重りをつけて潜ったりしたのですが、潜る撮影について事前のインフォメーションがなくて、沖縄にいってから監督に“できるよねー?”と突然言われた感じでした(笑)」と撮影時の裏エピソードを語った。

 「水に潜る」という共通の撮影時のエピソードがふられると、岩田が「同じ作品に出ているのかというくらい同じコメントですね(笑)」と即座にツッコミを入れ、会場の笑いを誘った。山下は「撮影の時に連絡をとり合っていたら、お互いの撮影が似ていて、嘘でしょ、と(笑)」とコメント。さらに山下は「プールに飛び込むシーンで壁に頭をぶつけてたんこぶができましたが、そのままプールの水で冷やしながら、そのまま撮影を続けました」と暴露。岸本監督は「知らなかった! 痛いとかいう感じも出さないので……。俳優さんて大変ですよね」と驚きを隠せない様子。岩田は「ラストシーンで共演者の麻生久美子さんと水に潜るシーンがあったのですが、女性の髪は長いので水に流されて麻生さんの髪が、僕と麻生さんの顔にかかってしまって。NGテイクかなと思いながら、麻生さんの顔にかかってしまった髪を咄嗟に手で払ったんです。水から上がったら監督に“ファインプレーだ”と言われました(笑)!」と紳士的な一面をのぞかせると、石井監督も「こういう人が売れるんだなって思いました(笑)」とコメントし、会場の笑いを誘った。

utamonogatari 「カナリア」の松永監督は、作品について「これだけの監督、出演者が集まっているので、6本観ると結構な熱量だと思います。短編の面白さは、観る人によって解釈がいくつもあるところで、観た人それぞれに楽しんでもらえればうれしいです。お客様が観て初めて完成するものだと思いますので、観終わったあと、いろいろな話ができる作品であったらなと思います」と短編作品ならではの楽しみ方を語った。

 主演のTAKAHIROについては「普段はボーカルとして歌っているTAKAHIROくんとシナリオを書く前に一度会わせていただいたんですが、とても魅力的でした。その魅力をどうすれば伝わるかなと思い脚本を書いたので、皆さんにもこの大きなスクリーンで存分にその魅力を味わっていただければと思います」とアピールした。

utamonogatari さらに、唯一の女性監督である「アエイオウ」の安藤監督は、まず、作品を観ての感想として「ほかに誰が撮っているのかも、テーマも知らなかったにも関わらず、相通じる作品になったことは奇跡的でした。6人の監督が似たテーマを選んだのは、社会的に似たことをみんな感じているということなのかなと思いました。ぎゅっと魅力が凝縮された“梅肉エキスのような”作品です」と、独特のセンスを交え作品の魅力を語った。そして主演の白濱亜嵐については「男性主人公は初めてだったのですが、イケメンだとずっと観ていられていいですね(笑)。ファンの皆さんの気持ちがよく分かりました。美しい男性を観るということは生きる糧になる、とうちの祖母が言っていたのですが、本当にそうでした」と白濱のイケメンぶりを絶賛。

utamonogatari 「Our Birthday」のYuki監督は、「HIROさんに気を使ったわけではないですが、“LoveとDreamとHappiness”な作品になっています。楽曲だけいただいて自由に作ったのですが、楽曲が問いかける内容なので、皆さんの愛はどうだろう?とエンドロールで音楽を聴きながら考えていただければと思います。今日が初めて作品を観ていただく日なので、今日が6作品の誕生日かなと思います」と作品のタイトルに掛け、ついに完成披露を迎えた喜びを語った。

utamonogatari 「Kuu」の平林監督は、「自分と他者との関係性についての作品になっています。他者を認めないと自分も認めてもらえない、というシンプルなテーマで、台詞のない実験的な要素もある作品です」と個性あふれる作品の魅力を語った。

 最後にはHIROが「監督一人ひとりの話を聞いて、また作品が観たくなりました。安藤監督も仰っていましたが、1年後にも何か刺さっているものが残るような作品ばかりだと思いますので、観た後にいろいろなことを感じていただければと思います」とこれから作品を観る観客に向けてコメントし、完成披露舞台挨拶は、終始和やかな雰囲気のまま幕を閉じた。



(オフィシャル素材提供)



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