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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』

『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』
公開記念イベント@ソウル

2018-04-21 更新

チャン・フン監督、ソン・ガンホ、ユ・ヘジン
エドルトラウト・ブラームスタット(故・ユルゲン・ヒンツペーター夫人)、文在寅大統領

タクシー運転手 ~約束は海を越えて~taxi-driver

配給:クロックワークス
シネマート新宿ほか全国公開中
© 2017 SHOWBOX AND THE LAMP. ALL RIGHTS RESERVED.

 第90回米アカデミー賞®外国語映画賞 韓国代表として出品の快挙! 韓国観客動員1200万人突破! 2017年韓国No.1大ヒット作『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』(配給:クロックワークス)が、シネマート新宿ほか全国公開中だ。

 第38回青龍映画賞で最優秀作品賞、主演男優賞、音楽賞、最多観客賞を受賞したほか、本国では『新感染 ファイナル・エクスプレス』の興行成績を上回り、歴代9位※韓国映画として)! (映画批評サイト「ロッテントマト」では脅威の95%(2018年4月月現在)! 中国では、「天安門事件」を連想させるという理由で中国当局により関連コンテンツを削除され上映禁止になるなどと話題になり、SNSでは、日本公開を待ち望む人々の期待の声が上がっていた本作は、1980年5月韓国現代史上、最大の悲劇となった光州事件を題材にし、真実を追い求めたひとりのドイツ人記者と彼を乗せたタクシー運転手の物語。軍事独裁政権の物々しい言論統制をくぐり抜け、光州を取材し、全世界に5.18光州事件の実情を伝えた故・ユルゲン・ヒンツペーター氏と、その彼をタクシーに乗せ、光州の中心部に入った平凡な市民であり、後日、ヒンツペーターでさえその行方を知ることのできなかった故・キム・サボク氏、実在した2人が肌で感じた”あの日”をコミカルかつシリアスに描いている。

taxi-driver そして、この度、本作の韓国公開を記念し、本作のモデルになったドイツ人記者、故・ユルゲン・ヒンツペーター氏の夫人、エドルトラウト・ブラームスタット(Edeltraut Brahmstaedt、以下、ブラームスタット夫人)が訪韓。

 ソウルのとある映画館で、文在寅大統領とチャン・フン監督、ソン・ガンホ、ユ・ヘジンと共に本作を鑑賞することになり、彼らのサプライズ訪問に驚きを隠せない場内の観客らからは歓声と拍手が上がった。

taxi-driver 文大統領は丁寧に観客らからの握手に応じ、「光州で民衆化運動が広がっている当時、他の地域の人々はその真実を全く知ることができなかった。真実を報道していた記者らはみんなクビになったり、処罰を受けざるを得なかった。故・ユルゲン・ヒンツペーター氏のお陰で我々はその真実を知ることができた」と、ブラームスタット夫人に感謝の言葉を伝え、「まだ、光州の真実は全て究明されていない。これは我々にとって残された課題である。この映画が、その課題を紐解くように大きな力になるだろう」とコメントした。

taxi-driver 映画が上映中、涙を流す文大統領とブラームスタット夫人。映画の終了後、ブラームスタット夫人は、タクシー運転手役のソン・ガンホに対し「感情表現が繊細かつ豊富で、表情ひとつひとつが生きていた。なぜ、トップクラスの俳優というかがすぐ分かった」と大絶賛し、光州のタクシー運転手ファン氏役のユ・ヘジンには「映画より実物のほうがもっとイケメンだ」とコメントしながら、和気藹々な雰囲気を作りながらも「映画的な完成度だけではなく、実話の部分も溶け込んでいる映画だった」と話しながら、感謝の気持ちを届けたという。現役の韓国大統領が選んだ本作に込められたメッセージは、単なる娯楽だけにとどまらず、社会的関心にもつながる本作のパワーを改めて実感することができるだろう。



(オフィシャル素材提供)



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