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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『ピンカートンに会いにいく』初日舞台挨拶

『ピンカートンに会いにいく』初日舞台挨拶

2018-01-29 更新

内田 慈、松本若菜、山田真歩、水野小論、岩野未知、坂下雄一郎監督

ピンカートンに会いにいくpinkerton

配給:松竹ブロードキャスティング/アーク・フィルムズ
新宿武蔵野館他、全国順次ロードショー中!
© 松竹ブロードキャスティング

 ≪エルンスト・ルビッチ×ウディ・アレン≫とも言うべき、そのしなやかかつ強固な作家性とONE&ONLY感満載の煌めく才能が既に各方面を“ざわつかせ”始めている日本映画界期待の俊英・坂下雄一郎監督待望の最新作『ピンカートンに会いにいく』。

 シャープかつオフ・ビートな“一度見たら癖になる”独特のユーモア・センスと“イタい”のになぜか胸が熱くなる?優れたエンターテインメント性にハマったマスコミからも作品への絶賛の声が多く寄せられている本作が、新宿武蔵野館ほか、全国順次ロードショー中! 誰もが一度は感じたことがあるだろう「こんなはずじゃなかった」という思い。目を背けたいみっともない自分。過去のわだかまり……。“こじらせ系アラフォー女子たちが、20年の時を経てまさかのアイドル再結成!?” 不完全燃焼のまま過ぎていった日々からの返り咲きに挑む、“イタいけど愛すべき、崖っぷちアラフォー女子たちの大勝負”を描いた新感覚エンターテインメント・ヒューマン・コメディ!

pinkerton 初日舞台挨拶には坂下雄一郎監督と“伝説の5人組アイドル=ピンカートン”の再結成時を演じた女性主演陣5人の内田 慈、松本若菜、山田真歩、水野小論、岩野未知が登壇した。実年齢に近い設定で、“20年の時を経て再結成に挑む元アイドル”という役柄を演じたそれぞれの役柄に対する熱い思い入れや、撮影時のエピソードなどを熱く語って、場内を大いに沸かせ、まさに、作品キャッチ通り≪もう一度アイドルやっちゃう!≫な盛り上がりを見せた。


■今日の初日を迎えて

pinkerton内田 慈: 土曜の午後、大切な時間、劇場にお越し下さってありがとうございます!
 今日は5人、ワクワクした気持ちで、こうやってオシャレをして劇場に向かいました! 私たち、まるで、ドラマの“Sex and the City”みたいだなと(笑)。5人が集まると、まるで部活のようなノリで、なんなら、今日ここでもう一度劇中のLIVEをやってもいいかなと、そんな気持ちです!(場内拍手)
 作品で皆が一つになれるという稀有な素晴らしい企画=松竹ブロードキャスティングさんのオリジナル映画プロジェクトが私は大好きで、今回も参加させていただけて光栄でした。映画というのは、観た皆さんに育てていただくものだと思っていますので、ぜひ感想を皆さん、SNS等で拡めていただければ嬉しいです!

松本若菜: こうやって5人が揃うとまるで女子学生の様でワクワクし、そして脳内がセンチメンタルになります(笑)。5人でいるとこんなに素晴らしい気持ちになれるのかと。素晴らしい役者さんたちをキャスティングいただき、そして共演できて幸せでした!

山田真歩: 撮影の最初の頃から高校も中学も違うのに、まるで同窓会のようでした。今日はそんな皆と公開初日を迎えられて良かったです!

水野小論: 随分前に撮影した作品ですが、鮮度を保ったまま公開を迎えることが出来てうれしいです! そして、今日お越し下さったお客様、心から感謝します。

岩野未知: 雪が降るという予報の日に集まっていただき、ありがとうございます! 短い時間ですが、舞台挨拶、楽しんで下さい!

pinkerton坂下雄一郎監督: 結構頑張って作った作品なので(場内笑)、完成したのはだいぶ前ですが(笑)、漸く公開できてホッとしてます。


■それぞれ個性的なキャラクターですが、どういうふうに役作りされましたか? ご自分と重なるところはありましたか?

内田 慈: 素の自分は、演じた優子のような毒づく言葉を想い付かないので、先ず、台詞を考えた監督は凄いなと(笑)。膨大な台詞を完璧に入れる、覚えることから、今回役作りをスタートしました。実は元アイドル役がすごく多いんです、こう見えて(笑)。たぶん、5~6作。ちょっと旬を過ぎた感じがそのキャスティングの理由かと(笑)。演じた優子と素の私が被るというのは、ご覧になった皆さんの印象が作り上げてるんじゃないでしょうか(笑)?

岩野未知: 実の私は怒るとどんどん冷静になり、最後は居なくなるというタイプなので(笑)、演じたキャラクターのようには、あんなに激しくは怒りませんね。だから、自分としてはかなりの怒りの演技が出来たと思ったのに、監督から「もっと怒って下さい」とサラッと言われた時は焦りました(笑)。

pinkerton山田真歩: でも、未知さん(岩野さん)が怒れば怒る程、面白くなるんですよ(笑)。なぜ、怒りの演技をあそこまで面白くできるんだろうと、皆で話してました(笑)。私が演じたキャラクターの、“面白いものには巻かれよう”という部分は自分と被ると思います。ただ、劇中でたくさんの子どもの母親という状況は、現実では今ひとつ理解できない……。

内田 慈: でも、子どもを手なずける?のが一番上手いのが、真歩さん(山田さん)。そして、いつも一石を投じるような話題を振ってくれるのも。

水野小論: (内田さん、松本さん、岩野さんをそれぞれ指さしながら)、キツイ、キツイ、キツイと、5人中3人がタイプは違うけれど、“キツイ”キャラクター、バランスがおかしいんですよ(笑)。だから、自分は元アイドル、グループとして、SWEETな方向に行かないとバランスが取れないなと、そこだけ、意識してました。

pinkerton松本若菜: 私が演じた葵というキャラクターの、プライドの高さは、面白いなと思います。ただ、私は再結成のパズルの最後のピース的キャラクターで皆と再会するのは作品後半部分なので、出来上がった作品を観て、他の4人が共演してるシーンは、ほんと楽しそうだなと、羨ましかったです(笑)。普段の5人も、映画の中の5人のようにキャラクターはバラバラなんです。でも、化学変化のように共演して実際にも仲良くなった、そこは作品中と被ると思います。


■坂下監督について

pinkerton水野小論: (『東京ウィンド・オーケストラ』に続いて2回目の坂下監督作品出演)今回は機嫌が良かったです(笑)。

松本若菜: そうそう、監督は余り表情が変わらない方なので、2回目の出演の水野さんに「いつもこうなんですか?」と聞いたら、「今回は調子良い」と言ってました(笑)。

水野小論: ただ、私、スタッフの方に聞いたんですけど、クライマックスの再結成のLIVEシーンの撮影の時、モニターを見ていた監督が爆笑していたらしいです!

内田 慈・松本若菜・山田真歩・岩野未知: なんで、笑うんですか(笑)!

坂下雄一郎監督: そりゃー、笑いますよ(笑)。子供ピンカートンのLIVEシーンは笑いませんでしたけど(笑)。


■映画では20年の時を経て無事に?再結成というシーンがありましたが、20年前の自分に今の自分からかけたい言葉は?

内田 慈: もっと馬鹿で良いからと言いたい。それと、人生で一番モテた時期で、たくさん告白され調子に乗っていたので(笑)、モテたのはその時だけだぞ!とも。

pinkerton松本若菜: 内弁慶で、人前で話したりするタイプではなかったので、今日のようにたくさんのお客様の前で挨拶するようになるんだから、言葉を勉強しておけ!と言いたいです。

山田真歩: 何かやってみたいことがあれば、仲間を作ってやってみなよ、と言いたい。そして、もし仲間が見つからなくても、一人でやり始めれば仲間が見つかるよ、とも。

水野小論: そのままでいいから、と。20年後の自分に今言われたい言葉として考えました。そのままでいい、自分が全部回収してあげるから、と。自分にだけは、自分を応援して欲しい。

岩野未知: 20年前は20歳、バブルが崩壊して経済がボロボロだった頃ですね(笑)。待っても経済は良くならないから、と言いたいです(笑)。

坂下雄一郎監督: (20年前は)12歳ですね。20年後の自分はそんなに悪くないよ、と。(場内笑)


(オフィシャル素材提供)



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