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『鋼の錬金術師』完成報告会見

2017-10-06 更新

山田涼介、本田 翼、ディーン・フジオカ、松雪泰子、曽利文彦監督

鋼の錬金術師hagarenmovie

配給:ワーナー・ブラザース映画
12月1日 全国ロードショー!
© 2017 荒川弘/SQUARE ENIX
© 2017 映画『鋼の錬金術師』製作委員会

hagarenmovie 映画『鋼の錬金術師』の完成報告会見が都内にて行われ、山田涼介、本田 翼、ディーン・フジオカ、松雪泰子、曽利文彦監督が出席した。

 荒川弘の国民的人気コミックが原作。物質を変化させる“錬金術”が中心の世界を舞台に、幼き日に最愛の母親を亡くした兄・エドと弟・アルが絶大な力を秘めた賢者の石を求める、波乱に満ちた旅と成長のストーリーがフルCGで描かれる。

 この日の会見のために、山田は主人公のエドと同じ髪を金髪に染めて登場。「今日のために染めて来ました。この作品に対する思いが少しでも伝わればいいなという自分なりの思いです」と挨拶。

hagarenmovie 山田は劇中、“鋼の錬金術師”の異名を持つ天才錬金術師のエドを演じた。フルCGで制作された本作では、撮影時に見えない対象を相手に芝居をすることも多く、演じた役柄につい山田は、「僕が演じてきた役のなかで、間違いなく一番大変な役」と振り返った。「現場で、監督が“自由にやっていい”とおしゃってくださった。“それに僕がCGを乗せるから”と。それを聞いて気持ちが楽になりました」と撮影時に曽利監督の言葉が支になったことを明かし、「日本映画から、すごい作品ができました」と力強くアピールした。

 全編に渡ってエドとアル兄弟の絆の物語を描くため、フルCGで制作された本作でアルはとても重要な役どころ。撮影現場でモーション・キャプチャーを演じる役者に選ばれ、100名を超えるオーディションでダントツの存在感を示した新人俳優の水石亜飛夢がアル役に大抜擢された。

hagarenmovie 本作で初共演を果たしたディーン・フジオカの印象を聞かれた山田は「皆さん分かっていると思うんですが、ディーンさんってホントにすごくかっこいいんですよ。横に並ぶのがキツい(苦笑)」と素直な感想を吐露。また、俳優以外にもミュージシャンでもある多才なディーンとの共演で、山田は「ご一緒できてすごく刺激になりました。俳優としてもアーティストとしても刺激をいただけたので、今回ご一緒できて本当に良かった」とコメントした。

 一方、マスタング役を演じたディーンは「軍人役は初めてですね。元自衛官の方から敬礼や立ち振る舞い、歩き方などを学びました。あと、少し増量もしましたね」と役作りに付いて語った。

 エドの幼馴染・ウィンリーを演じた本田は原作の大ファン。「エドが槍を錬成するシーンなんて、角度が原作にすごく忠実なんです! 内心、大興奮し観ていました」と本作の仕上がりを大絶賛。

hagarenmovie 悪役のラストを演じた松雪は、「こんなに悪役なのも初めて。人間でもない役なので、とても楽しかったです」と語り、共演の山田については「山田くんの瞳が美しくて―。信念と魂が宿った目をしてるんです。だからエドの、アルへの愛情や思いがとても素敵に感じられて。最後は本当に感動しちゃった」とコメントして山田を照れさせていた。

 最新のVFXを駆使して原作の世界をスクリーンに映し出す本作。原作者・荒川 弘も試写を鑑賞しており、絶賛コメントを寄せ、キャスト陣と監督はホッとした笑顔を見せた。キャスト陣や原作者からの称賛を受けた曽利監督は満面の笑みを浮かべ、「本当に報われたと思います」と晴れやかな表情で語っていた。

 本作は、10月25日から開幕する第30回東京国際映画祭では、オープニング作品として上映される。



(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)



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