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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『点』劇場公開記念 キャスト登壇舞台挨拶付き上映会

『点』劇場公開記念
キャスト登壇舞台挨拶付き上映会

2017-09-25 更新

山田孝之、yonige(牛丸ありさ、ごっきん)、石川 慶監督

点ten

シネマート新宿にて限定公開中
10月14日(土)より シネマート心斎橋にて1週間限定公開

 主演・山田孝之 主題歌 yonigeのタッグで話題となったショートフィルム『点』劇場公開記念 キャスト登壇舞台挨拶付き上映会が9月25日(月)、シネマート新宿にて実施された。

rodin100 ショートフィルム『点』は9月23日(土)からシネマート新宿で限定公開しており、公開初日(23日)、2日目(24日)は即時チケット完売し立ち見が出るほどの大盛況を収めた。

 イベントには山田孝之、yonige(牛丸ありさ、ごっきん)、石川 慶監督が登壇。企画から撮影に至るまでの制作秘話を披露し会場を沸かせた。

 また、イベント当日にサプライズで10月14日(土)より大阪のシネマート心斎橋にて1週間限定公開が決定したことが発表され、会場はさらに熱気に包まれた。


本作が完成しての感想は?

rodin100山田孝之: 最初にみんなで打ち合わせした時から、(監督が)微妙な空気感が漂う作品にしたいと話していて。見事にそうなっていて観ている側も微妙な気持ちになりました。
 あと、あんまり甘いものが好きじゃないので、バームクーヘンを食べるシーンを何回も撮った時は、若干機嫌が悪くなりました。

牛丸ありさ: まさかこんな私が舞台挨拶をする日が来るなんて思っていませんでした。yonigeの楽曲が元々、白でも黒でもないグレーな感じだったので、それを監督がうまく汲み取って撮影してくれて、yonigeっぽいジメジメした映画ができたことをうれしく思います。

ごっきん: オチが特にあるわけでもない、ジトーっとした会話をジトッとした空気で、ジトッとしつづけて終わるという感じでたまらなかったです。


楽曲からインスパイアされて映像作品を作るという今回のオファーは、とても珍しく稀なケースかと思いますが、このお話を最初に聞いたときはいかがでしたか? また、今回の映像制作において拘られたポイントなどお聞かせください。

石川 慶監督: あまりないというか、僕としては初めてで。はじめオファーが来たときは、意味がなかなか分からなくて何をやるのだろうと思って。時間も短かったので、「ワンルーム」の話ばっかり考えていたのですが、アイデアが浮かばなくて。それよりも山田さん、中村さん、「ワンルーム」というもう一つキャストがあると思って。この3つで何か作ろうと思って少し広げてみて考えたら面白いアイデアがいろいろ出てきて。自分では新しかったし、楽しかったです。


石川監督は、非常に短期間となった制作過程についてなどはいかがでしたか?

石川 慶監督: 短い時間だからこそこういう形の作品ができたかなと思って。せっかく山田さんもいるし中村さんもいたので、なるべく設定はシンプルにしてセッションをやるような感じで。(その世界観に2人に)入ってもらうということは、今回出来たかなと思っています。


yonigeのお2人は、楽曲を制作されている時のことなど、振り返ってみていかがですか? 映画になると分かっていたと思うんですが、それに向けて作るというのは普段の楽曲制作とは違いますか?

牛丸ありさ: それ(映画)に向けて作ってなくって。映画を撮るって話はあったけど、いつもの自分の曲を書く気持ちと何も変わらず、書いてそのまま渡しました。

ごっきん: 切羽詰まりすぎてその時。レコーディングの曲が全然無くて。「ワンルーム」を映画にするって聞いて、「おー」これが選ばれたんだという感じでした。


監督に、撮影にまつわるエピソードをお伺いしたいのですが、山田さん、中村ゆりさんとご一緒されていかがでしたか? けっこうアドリブかなと思う部分もあったのですが。

石川 慶監督: 書いている部分もあるのですが、無茶ぶりで出来上がっている部分もあって。(本編の)最後の方のシーンでは、山田さんに何かちょっと面白いことやって欲しいなって。

山田孝之: 無茶ぶりですよね。面白いことやって欲しいって。結構考えて、彼女を笑わそうとすることを考えて言ってみたら、(監督が)「ちょっと行きすぎた。間が長すぎる」って言って。次やってみたら、「間が短すぎる」って。何度かやりました。


山田さんとyonigeの出会いは、5年ほど前にyonige牛丸さんから山田さんへSNSでライブを見聞きてほしいと呼びかけたことがきっかけだったんですよね。それまで何の交流もなかった方へ、突然SNSでコンタクトを取られたというその行動力にも感心しますが、牛丸さんは当日どのようなお気持ちだったんでしょうか?

rodin100牛丸ありさ: 私がただ一方的な(山田さんの)ファンで。ちょうどSNSを山田さんが始められたので、冗談のような感じで「いつかライブ来てください」って送ったら、返事が返ってきまして。「売れてなくてもライブ行くよ。ちゃんとかっこいいんだろうな」という感じで返事を送ってくれて。その4年後、本当にライブに来てくれました。

山田孝之: しかもあの時、バンド組んでなかったんでしょ?

牛丸ありさ: (その当時は)組んでないけど、絶対今後バンドを組んで売れるっていう気持ちがあって。SNSを送った後、半年後くらいにyonigeを組みました。

山田孝之: 某SNSは偽物のアカウントがいまして。それがそんなかっこいい回答しちゃって、約束しやがってと。でも、(yonigeは)信じているだろうから、傷つけちゃいかんと思って。俺が行くしかないじゃんと。それで、YouTubeにあるミュージック・ビデオを見て、良かったので。そういうきっかけだったけど、(ライブを)観に行きたいなと思って。結果良かったです。


山田さんが来て、びっくりしたのではないですか?

牛丸ありさ: 「この日行きます」って突然SNSで連絡が来たんですけど、当日まで信じられなくて。

ごっきん: 本番3分前くらいに急に(スタッフから)LINEで「ホンマに来はった」ってきて。


大阪・シネマート心斎橋にて10/14からの公開が決定しました! この発表を受けてのお気持ちはいかがですか?

牛丸ありさ: お母さんにも観てほしいです。

ごっきん: お母さんにLINEします。


もしまた今後一緒に作品を手掛ける機会があるとすれば、山田さん、yonigeのお2人はどんな作品を作りたいと思われますか?

牛丸ありさ: 考えたんですけど、私が山田さんに楽曲提供。山田さんに歌ってもらって。

山田孝之: それは面白いですね。今年23歳の女の子が書いた歌詞を、今年34になるおっさんが歌うという。最高ですね。気持ち込めて歌います。爆発的なヤツがいいですね。


山田さんはいかがですか?

山田孝之: 逆もいいですね。僕が書いた詩で歌ってもらうという。



最後にメッセージをお願いします

rodin100石川 慶監督: 今回劇場で公開することができて、普段劇場に足を運ぶことがない人も結構来てくれているという話も聞いてて、まだもうちょっと公開続きますし、大阪でもありますので、ぜひまわりに良かったよって言ってもらえると嬉しいです。

牛丸ありさ: これをきっかけに、yonigeのことを知ってもらえたらうれしいです。

ごっきん: いくら売れても、こんな体験ができるバンドは、なかなかいない思うので幸せかみしめながら、皆さんにもジワジワ広げていただけたらと思います。

山田孝之: こんな感じですけど、ごっきんライブの時は口が悪いので、それがいいので、ぜひライブに行ってみてください。


ショートフィルム『点』

(2017年、日本、上映時間:26分)

 ■監督・脚本:石川 慶
 ■キャスト:山田孝之、中村ゆり、天光眞弓
 ■主題歌:「ワンルーム」yonige (unBORDE/WARNER MUSIC JAPAN)

 ■公開表記:シネマート新宿にて限定公開中
          10月14日(土)より シネマート心斎橋にて1週間限定公開


公式サイト: www.ten-film.com (外部サイト)


(オフィシャル素材提供)



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