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『関ケ原』日本外国特派員協会会見

2017-08-14 更新

平 岳大、原田眞人監督

関ケ原sekigahara

配給:東宝=アスミック・エース
8月26日(土) 全国ロードショー
© 2017「関ヶ原」製作委員会

 構想25年。日本映画で初めて“関ケ原の戦い”を描いた映画『関ヶ原』が、8月26日(土)に全国公開される。日本のみならず、世界が注目するこの超大作の完成を記念して、8月8日(火)には東京にある公益社団法人・日本外国特派員協会で特別試写会が催され、出演俳優の平 岳大と原田眞人監督が記者会見にすべて英語で応じた。


sekigahara 平は「この場所はテレビでは見るけれど、まさか自分が登壇するとは。光栄です」と感激のあいさつ。岡田准一演じる石田三成の右腕として勇猛果敢に戦う、初老の島左近役を務めたが「監督の構想25年に比べたら私の準備期間は短いけれど、監督から脚本やセリフについてではなく、役柄の身なりについてのアプローチのヒントをもらいました。それによって自分なりに役を膨らますことができたし、年老いた役柄は初めてで試行錯誤だったけれど、演じていくうちに自然に慣れてきた」と実年齢以上のキャラクターの役作りを振り返った。

sekigahara 原田監督は平の抜擢について「島左近は大事な役で、役所広司さんや渡辺 謙さんなどのスーパースターを配したほうがいいという声があったが、身体能力の素晴らしい岡田准一さんと拮抗するような意外性を目指した配役として平 岳大さんに決めた」と説明し「平さんは役柄に重みと品格を持たせてくれる役者。実年齢よりも上のキャラクターを演じているが、42歳(当時)とは思えない重厚な芝居をしてくれた。性格もすごくいい」と手放し絶賛だった。

 また群像劇の作風が多くなった理由について原田監督は「1999年の『金融腐蝕列島〔呪縛〕』くらいから黒澤明監督の『七人の侍』のような映画をいつか作りたいと思っていた。それから『駆込み女と駆出し男』、『日本のいちばん長い日』があり、この10年をかけて『関ヶ原』に向かって準備をしてきたと思う」と明かし、目まぐるしくスピーディーな展開を支えるカット数については「前作の『日本のいちばん長い日』は1600カット。しかし『関ヶ原』は今までの私の作品で最も多い、2615というカット数。そのうち1000カットは特殊効果を使ったもの。まさに今日の最新技術なくしては作れなかった」と、時代劇ながらも現代の最新技術を駆使した力作であることをアピールした。

sekigahara 岡田が演じた石田三成については「武士道精神に反し、非常に嫌われている歴史上の人物で、私も60歳になるまで好きになれなかった。しかし旗印を作ったり、彼の考え方は非常に現代的で今日の我々に共通するものがある」と共感を寄せ「彼には決してぶれないものがあった。ぶれていない政治家は今の日本に必要とされているが、今の日本の政局を見ていると、彼が目指した正義は失われたのではないかと思わされる」と力を込めた。

 なお本作の英語字幕版の上映も決定。公開初日の8月26日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズにて上映される。



(オフィシャル素材提供)



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