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舞台挨拶・イベント

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『三度目の殺人』初日舞台挨拶

2017-09-09 更新

福山雅治、役所広司、広瀬すず、満島真之介

三度目の殺人sandome

配給:東宝・ギャガ
大ヒット公開中!
© 2017フジテレビジョン アミューズ ギャガ

sandome この度、東宝・ギャガ共同配給による是枝裕和監督最新作『三度目の殺人』が、9月9日(土)より全国公開となった。そして、この度、公開を記念して初日舞台挨拶が実施された。舞台挨拶には、ヴェネチア国際映画祭から帰国直後の福山雅治、役所広司、広瀬すずが登場。さらに満島真之介も駆けつけるなど豪華キャストが大集結! 遂に公開初日を迎えた心境や、いまだから話せる撮影裏話などのトークを展開し、映画祭に参加した福山、役所、広瀬は、海外の人の反応やヴェネチアでのエピソードなどについて語るなど、結果発表直前のドキドキな心境で進められたイベントは、観客からの万雷の拍手に包まれるなか幕を閉じた。

 9月9日(土)に全国315スクリーンで封切られると、主要劇場25館比較で、最終興行収入17億の是枝監督作品『海街diary』(15)の初日興行収入対比125%となり、最終興収20億越えを見込める大ヒットスタートを切った本作。本編上映後の余韻に包まれた会場に、福山雅治、役所広司、広瀬すず、満島真之介といった豪華キャスト陣が登場すると、会場からは大きな拍手とともに大歓声が巻き起こった。


sandome 福山が「福山雅治です。やっと日本の皆さんとこの映画についてお話しすることができる初日を迎えたことを嬉しく思います」と挨拶をすると、会場からは“ましゃー!”と大歓声が沸き起こり、それを受けた役所は「ましゃと同郷で長崎出身の役所広司です。たくさんのお客様にご来場いただき、とても嬉しいです。ありがとうございます」と挨拶。続けて、広瀬が「広瀬すずです。初日から劇場に足を運んでくださり、ありがとうございます。3年ぶりに是枝組に参加できて幸せに思います。短い時間ですが楽しんでください」、満島が「ひとりだけヴェネチアに行っていない満しましゃのすけです(笑)。皆さん時差ボケですごく眠そうにしていらっしゃるので、僕も眠いふりをして参加します。今日はよろしくお願い致します」と、挨拶をした。

sandome 先日、ヴェネチア国際映画祭の公式会見やレッドカーペットに出席し、日本へ帰国したばかりの福山と役所と広瀬。早速、MCに海外の観客による本作への反応について問われると、福山は「エンドロールが始まる前から、すでに大きな拍手をいただいて、“これは届いてるんだな……”と感じましたね」と満足げに明かし、役所は「是枝監督作品ということで皆さん期待もされているなか、今回は今までの是枝監督作とは毛色が違う作品だったのですが、皆さん非常に集中して映画を観てくださっていて、この映画らしい素晴らしい反応だったと思いましたね」とコメント。

sandome ヴェネチア国際映画祭では、“コウジ!”という歓声が巻き起こっていたようで、役所は「福山さんに“今日はましゃじゃないね!”って言ったんだよね(笑)」と明かし、福山も「日本はましゃでもヴェネチアではコウジだぞ!ってことですよね。僕は、“はい、今日は世界のコウジさんでございます!”と答えました(笑)」とコメントし、会場は笑いに包まれた。広瀬は「熱い映画ファンの方たちが、緊張感がありつつも、どこか緩むところもある独特な雰囲気のなかで公式上映を観てくださっていて、上映後に響き渡る拍手や歓声の音が忘れられなくて、なんてこんなに愛おしいんだろうって幸せな気持ちになりました」と明かした。一方、スケジュールの都合でヴェネチア国際映画祭に参加できなかった満島は「僕は朝早く起きて4時台からエンタメニュースを全部。チェックして、しっかり日本から映画祭を見守っていました。ヴェネチアのレッドカーペットに立っている皆さんは本当にかっこよかったですね。僕が行ったらもっとかっこよかっただろうな(笑)!」とコメントし、会場を沸かせた。

 とある事件の真相に秘められた謎が、役所演じる容疑者三隅の存在によって、さらに謎を呼び、福山演じる重盛も真相を求めて翻弄されていく姿が描かれている本作。キャスト陣にもその真相について説明がないまま、撮影が進められたようで、福山が「僕は監督と役所さんにも、“本当は三隅、殺っているんですか?”と聞いたんですよ。そしたらふたりとも“福山さんはどうなの?”ってはぐらかすんです。どうなんですか、役所さん?」と問うと、役所は「ホントはですね、僕は、誰一人も殺していないんですよ」と告白。福山が「え? 本当ですか?」と疑心暗鬼に突っ込むと、役所は「ええ……皆さんで判断してください(笑)」といい、福山は「どっちなんですか! 今日もやっぱり教えてくれないんだ……」と、ますます混乱する始末。

sandome ヴェネチアで二回目を鑑賞した広瀬は、新たな発見に気づいたようで、「映画が完成されたときに、監督に咲江が殺ったように終わってるよって言われて、え?わたし殺っていたのかな?って思ったんです。私も、咲江は被害者じゃないと、どこかで思ってはいたんですけど……公式上映を観たときに、これは私じゃないと思いました……!」とコメント。一度だけでなく、二度目、三度目も観ても、真相が変わっていく本作に、福山が「そうです、何が言いたいかお分かりですよね……。二回目もよろしくお願いします」とコメントし、会場からは笑いが巻き起こった。

 映画のタイトルにある“三度目”にちなみ、一度、二度ならず、三度も何度もやってしまう失敗やクセについて問われると、福山は「僕はとにかくギターを買ってしまうんですよね……。どうせ買うことは決まっているのですが、いつも自分で逡巡するんですよね。これは儀式みたいになっていて、自分でもなにやってんだと思っています(笑)」と明かし、役所は「舞台挨拶をすると、こうやって質問をたくさんいただいて、僕は事前に考えなくちゃなって思っているんですけど、実は考えてなくて……決まらないんですね(笑)。だから未だに何も決まっていないですね。これが僕のダメなところです」と意外な一面を明かし、広瀬は「私は、ハマったお店は3日間連続とか行っちゃうんです。この前は、串揚げにドはまりしたんですけど、週3~4くらいでお母さんとか一人とかで通っていました」とコメント。

 sandome満島は「僕はひとつのことにしか集中できないので、ひとつをやっていると、またひとつ忘れるんです。それでいつもチャックが開いてるんですよ……。この映画の撮影でも空いていました(笑)」と暴露し、そこへ福山が「それは深刻だね……。もう今後の舞台挨拶はみんなチャックを気にしちゃうね」と突っ込み、またもや会場は笑いに包まれた。

 最後に、キャスト陣を代表して、役所が「この映画は二度目でもいろいろな発見がある映画だと思います。そして、“三度目”観てやっと完成するんだと思います。ですので、皆さんもまた劇場に足を運んでください」、福山が「監督の新たなチャレンジの作品になっていると思います。そのチャレンジにスタッフ、キャストの我々も新しい部分を引き出されました。今回の映画はひとつの真実かと思いきや、いろいろな謎が散りばめられて、観客も翻弄される参加型の新しいエンターテインメントだと思います。僕も三度観て生まれた新たな解釈を皆さんと共有したいので、二度三度観てください!」と、万感胸に迫る思いで観客へメッセージを寄せ、万雷の拍手に包まれるなかイベントは幕を閉じた。


(オフィシャル素材提供)



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