インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash





広告募集中

このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Madia Player ダウンロード
Windows Media Playerをダウンロードする

作品紹介

トップページ > 作品紹介 スキャナー 記憶のカケラをよむ男

2016-04-09 更新


スキャナー 記憶のカケラをよむ男scanner
© 2016「スキャナー」製作委員会


イントロダクション

 夏の太陽がサンサンと照りつけるなか、厚手のコートにストールをぐるぐる巻き。そのうえ、帽子&ゴーグル&マスクで完全防備。そんな異様な風体のイメージを裏切ることなく、中身もかなりの変わり者。極度の人嫌い。恋人なんてもちろんおらず、友達は大事に育てている熱帯魚たちだけ。だがこの男には人には言えない特殊な、そしてかなり厄介な能力があった──。

scanner 狂言師=野村萬斎──伝統の継承者としてはもちろん、映画でも伝説の陰陽師、庶民に愛されるうつけ者の殿様など、鮮烈なキャラクターを演じ、幅広い世代に絶大な支持を受け続ける唯一無二の存在である。彼が初めての現代劇で挑むのは、残留思念<物や場所に残った人間の記憶、感情>を読み取ることができる超能力者! その能力を持ってしまったばかりに、過酷な人生を歩むことになった男──仙石和彦。かつて半ば強引にお笑いコンビ“マイティーズ”として活動させられるものの、神経をすり減らし、現在はマンションの管理人。その生態は、人間嫌いの超ネガティブ男。終始猫背で、しゃべる声はボソボソと非常に聞き取りづらい……。これまでの野村萬斎のイメージを180℃覆す、新たなる変人キャラ=仙石の魅力が炸裂する!

 そんな仙石を静かな隠遁生活から引きずり出す、やたらと騒がしいチンピラ風情の男がもう1人。マイティーズ元相方・丸山竜司である。演じるは“雨上がり決死隊”の宮迫博之。本職の芸人役という説得力はもちろん、多くの映画、ドラマでの安定した演技力は誰もが知るところ。繊細な仙石とは対照的に、絵に描いたようなガサツで無神経な丸山こそ、本作で仙石の相方として活躍する存在だ。

scanner 脚本は今や稀代のヒットメーカーとなった、古沢良太。映画『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズに始まり、『キサラギ』、『探偵はBARにいる』シリーズ、『少年H』、ドラマ「相棒」、「ゴンゾウ~伝説の刑事~」、「リーガルハイ」、「デート~恋とはどんなものかしら~」などヒット作は枚挙にいとまがない。そんな古沢がかねてより大ファンだと公言している野村萬斎を仙石にアテガキして書き下ろした、渾身のオリジナル脚本にも注目したい。

 監督は“平成ガメラ3部作”、『デスノート』シリーズなどエンターテイメントの巨匠=金子修介。謎解きのサスペンスとユニークなキャラクターたちが織りなすコメディを絶妙なバランス感覚で描くことに加え、さらに一歩踏み込んだ深い人間ドラマとして本作を見事に昇華させている。

 予想を裏切り続ける緊迫した展開、ふたりのかみ合わない凸凹コンビが見せる笑い、そして事件の真相が明らかになった時、あなたは“記憶”に秘められた人間の“狂気”に震え、“優しさ”に胸を熱くする──。

ストーリー

scanner 残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情など)を読み取ることができる特殊能力を持った男・仙石和彦(野村萬斎)。かつて、その能力を使いマイティーズというコンビで日本中を湧かせたが、その能力の代償に精神をすり減らし、コンビ解散。以来、マンションの管理人として人目を避けた生活を送るように……。一方、相方の丸山竜司(宮迫博之)もマイティ丸山としてピン芸人になるものの、鳴かず飛ばずでクビ寸前の状態。

 そんな時に秋山亜美(杉咲 花)という一人の女子高生が仕事の依頼で丸山の所属する芸能事務所・峠プロダクションを訪れる。その依頼とは解散したマイティーズに、行方不明となったピアノ教師・沢村雪絵(木村文乃)を探して欲しいというもの。この仕事を機にマイティーズ復活を目論む社長の久美子(高畑淳子)は、仙石に事件の捜査を手伝わせるよう丸山に命じる。


(2016年、日本、上映時間:109分)

キャスト&スタッフ

監督:金子修介
脚本 古沢良太
音楽:池 頼広
出演:野村萬斎、宮迫博之、安田章大、杉咲 花、木村文乃、ちすん、梶原 善、風間杜夫、高畑淳子ほか

配給
東映
4月29日(金) 全国ロードショー

オフィシャルサイト
scanner-movie.jp (外部サイト)

関連記事
完成披露舞台挨拶

Page Top