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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『殿、利息でござる!』“ゴールド”カーペットセレモニー&宮城先行完成披露プレミア試写会

『殿、利息でござる!』
“ゴールド”カーペットセレモニー&
宮城先行完成披露プレミア試写会

2016-03-17 更新

阿部サダヲ、瑛太、千葉雄大、中村義洋監督

殿、利息でござる!tonorisoku

配給:松竹
5月7日(土) 宮城県先行/5月14日(土) 全国公開、でござる!

 映画『殿、利息でござる!』は“平成の司馬遼太郎”の呼び声高い磯田道史の近著『無私の日本人』(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を、今最も注目を集める中村義洋監督が完全映画化。今から250年前の江戸時代、実在した人々の奇跡と感動の歴史秘話を、豪華キャストでユーモアたっぷりに描いた、痛快歴史エンターテインメント超大作!

tonorisoku この度、5月14日(土)の全国公開を前に、主演の阿部サダヲ、瑛太、千葉雄大、そして中村義洋監督が登壇して、本作の舞台でもある宮城県にてどこよりも早く、完成披露プレミア試写会が実施された。

 銭(ゼニ)色になぞらえたゴールド色のカーペットセレモニー。司会の呼び込みによりキャスト・監督が登場すると割れんばかりの大歓声が起こった。集まったおよそ500人以上の観客を前に挨拶、フォトセッションが行われた。

tonorisoku 造り酒屋を営むかたわら、宿場の行く末を心配する主人公・穀田屋十三郎(こくだや じゅうざぶろう)を演じた阿部は「本作のイベントを舞台である宮城から始めることができて嬉しい。宮城県の実話を基にした映画なので、宮城の皆さんに一番最初に観ていただけることは嬉しいです」と挨拶。

 町一番の(自称)キレ者である茶師・菅原屋篤平治(すがわらや とくへいじ)を演じた瑛太は「この映画を観てぜひ温まっていただきたい。宮城では他の都道府県よりも一週間早く公開されるので、今日鑑賞いただけない方はぜひ5月7日に観ていただければと思います」と述べた。

 宮城が地元であり、町をまとめる大肝煎(おおきもいり)・千坂仲内(ちさか ちゅうない)を演じた千葉は「地元である宮城で、こんなにも暖かく迎えくださってすごく嬉しい」とコメント。

 そして、『アヒルと鴨のコインロッカー』『ゴールデンスランバー』『ポテチ』など宮城を舞台にした映画を数々撮ってきた中村監督は「3~4年近く『殿、利息でござる!』のことを考えていて、とても楽しい映画になっているので、ぜひ楽しみにしていてください!」と満を持してのお披露目となった。

tonorisoku 続く完成披露舞台挨拶では、本作をいち早く鑑賞すべく集まった観客からの大きな拍手を浴びながら、再びキャストと監督が登場。450席に対して応募総数は約7000通! 宮城県でのイベントでは破格の応募数となった。15倍の倍率を勝ち抜いた観客を前に、ゴールドカーペットを歩いた感想を聞かれ、阿部は「先ほどのゴールドカーペットイベント、すごく盛り上がってしまって。ゆっくり歩かなくちゃいけないのに、ついつい走ってしまいました(笑)。日本で一番早くご覧いただけることで、すごく緊張していますけど、今日はよろしくお願いいたします」と述べた。

 瑛太は「去年の夏に撮影して、大変な部分もありましたが無事完成して、皆さんにお届けできることを心から嬉しく思っております」と発言。

 そして千葉は「(会場でもある)MOVIX利府は以前よく利用していた映画館なので、今日は皆さんにも楽しんでいただければと思います」と挨拶。

tonorisoku 最後に中村監督は「伊坂幸太郎さんの作品からずっと宮城で撮影してきたのですが、ついに時代劇まで撮影してしまいました。時代劇とはいえ、250年前と現在でも変わらないものがあるんだと、感じて笑って観ていただければと思います」と思いを述べた。

 本作が250年前にこの宮城の小さな町で起こった実話ということに触れ「こんなにかっこいい人たちが実在したんだ……と思いましたね。今日は(阿部サダヲの役でもある)穀田屋十三郎さんの末裔がご覧になっていただいているとのことで緊張しております(笑)。この映画は“慎み”という日本の良いところがたくさん出ていて、宮城って素敵なところだなと思いました」と阿部は話す。

 続く瑛太も「演じさせていただいた菅原屋篤平治さんのお墓が宮城県大和町にあり、挨拶しに行ったんですけど、『自由にやってください』と言っていただけている気がしました」と思い出を語った。

tonorisoku 宮城県多賀城市出身の千葉は「宮城出身なのに、こんな話があることを知らなかった。映画を通して知っていただければと思います」と述べた。

 本作の映画で脚本も手がけた中村監督が、演出などで苦労した点・エピソードなどを聞かれ「表情にこだわって撮影した。お金を出資した9人の方々だけじゃなくって、みんなの表情を大事に撮りました」と撮影時の思いを答えた。

 宮城での印象を聞かれ阿部は、「宮城といえば……本作でも殿様役では羽生結弦選手に出ていただいているんです。当日まで殿様役が誰か知らせていていなくって、俳優たちで誰が殿様役なのか予想していたんですけど、宮城出身者ってことで、サンドウィッチマンかなって予想していたんですけど……随分外れてしまいました(笑)。それが宮城の思い出です」と会場の笑いを誘った。

tonorisoku 瑛太は「中村監督とは以前に『アヒルと鴨のコインロッカー』という作品を宮城で撮影したことがあるんですけれど、またこうやって宮城の方々に映画の出演者としてお届けできることは本当に嬉しいです」と答えた。

 最後に締めの挨拶として阿部は、「日本で一番早くご覧いただけるということで……(客席を見渡しながら)すごく客層がいいなって思います。幅広く、親子三代観て楽しんでいただける作品だと思います。たくさんの方々に観ていただきたいので、観終わって良かったなぁと思ったら、宮城の方々に伝えてください」と述べた。

 中村監督は「この映画を観ていただいて、何か心に残るものがあれば、ほんのちょっと日本が良くなるんじゃないかなぁと思います。宮城でこの映画爆発しているぞ!っていうニュースをぜひとも東京で聞ければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!」と締め、登壇者全員が客席に向かって一礼をしつつ、舞台挨拶を終えた。


(オフィシャル素材提供)



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