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舞台挨拶・イベント

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『シーズンズ 2万年の地球旅行』アフレコイベント

2015-11-13 更新

笑福亭鶴瓶、木村文乃

シーズンズ 2万年の地球旅行lessaisons

配給:ギャガ
2016年1月15日(金)、TOHOシネマズ 日劇他 全国拡大ロードショー
© 2015 Galatée Films - Pathé Production - France 2 Cinéma - Pandora Film - Invest Image 3 - Rhône-Alpes Cinéma - Winds - Pierre et Vacances

 日本でも大ヒットを記録した『オーシャンズ』(09)のジャック・ペラン×ジャック・クルーゾ監督コンビが、新たなるネイチャードキュメンタリーの扉を開く映画『シーズンズ 2万年の地球旅行』。

 地球の主人公、野生生物の目線でとらえた2万年の物語。総製作費40億、構想4年、400人のスタッフが最新の撮影機材を駆使し、歴史学、動物行動学、人類学、哲学、民俗学、植物学ら多くのスペシャリストと共に時空を超えた感動的なストーリーを紡ぎだした。2万年という悠久の時間、そこで懸命に生きる生命をドラマティックに描いた壮大な旅。ここには、この地球のすべての生命の希望に満ちた未来がある――氷河期が終わり、あらゆる生命が春を謳歌し始めた2万年前から現在、そして未来へと至る地球の歩みを、動物の目でとらえる全く新しいネイチャー・ドキュメンタリーが誕生した。

 この度、日本語版ナレーションを務める笑福亭鶴瓶と木村文乃登壇のアフレコイベントが実施された。

 多くのマスコミが取材に駆けつけた今回のイベント。鶴瓶は集まった記者たちに「たくさんお集まりいただきありがとうございます。本当に苦労しましたね。これからアフレコすることにちょっと……ドキドキしている。こんなことないです。台本いつも真っ白やのに、ぐちゃぐちゃですもん」と関西弁で冗談交じりに挨拶。木村も「この仕事をやると決めてから、(ナレーションは)憧れていた仕事ではあったんですけど、素敵で大きいチャンスをいただいて、自分なりにいっぱい準備をしてきたんですけど、まさかの標準語圏で育ったのにイントネーションに苦労するという」と意外にもイントネーションに悩まされたことを明かし、「ホンマに!? 一緒や!」と鶴瓶と意気投合! 本作の監修をした新宅(しんたく)先生に動物のイントネーションをしつこく注意されたことを根に持っていたのか「あの新宅いう監修の人が、大阪弁でもええと言ったにもかかわらず、動物はダメと言われた(笑)」と明かし、会場を沸せた。

lessaisons 緊張感走る中、まずは木村からアフレコに挑戦。映画冒頭、氷河期の終わりを迎えるシーンに臨んだ。木村の低く落ち着いた声のナレーションには記者たちが思わず映画の世界観に引き込まれるほど。不安だと語っていたイントネーションも演出監督から「完璧!」と絶賛の声が! 続いて鶴瓶によるオオカミがイノシシを追うシーンと子グマたちがじゃれ合うシーンのアフレコへ。狩りのシーンのため、緊迫した感じでとオーダーされ、一言一言を丁寧に読み上げる鶴瓶。するとここで、読み上げのタイミングを知らせるキューランプが点灯しないトラブルが発生! これには鶴瓶も「ページめくった時にキューが出たんかと思った。ちょっと新宅、お前やろ!」とオオカミさながらに噛みつき、マスコミたちの笑いを誘った。

 気を取り直して臨んだ演出監督からOKが出ると、新宅先生より「今までで一番良かったです!」と賞賛の言葉が出るも、「やかましいわ!」と子グマたちにも負けないじゃれ合いを見せ、会場は爆笑! 最後に木村による秋の訪れのシーンのアフレコも初ナレーションとは思えないほどの見事なナレーションをみせ、無事にアフレコ収録は終了した。

 日本語版ナレーションのオファーが来た時、鶴瓶は、「大阪弁でいいの? ならやろうかなと。でも(収録時には)6時間くらい演出監督とケンカしてましたからね(笑)。途中からイヌ、イノシシ……イントネーションがどっちか分からんくなる。向こうは仕事だから言っているけど、いじめられているみたいで」と動物のイントネーションに苦戦したことを赤裸々に語った。

 以前からドキュメンタリー作品のナレーションを熱望していた木村は、意外にも本作のナレーションのオファーを聞いた時は「あら、本当ですか?」とポカンとしたそう。しかし、映像を観て、「こりゃただ事じゃないなと、たくさん準備しました」とコメント。鶴瓶が苦戦したイントネーションについても「標準語は逆に意識したことなくって」と苦労したことを明かした。

lessaisons 本作の見どころを聞かれ鶴瓶は、2頭の馬が威嚇し合うポスターを指さし、「こんなとこ、見れます!? 動物も卵から育てるから人間の言うこと聞くねん。刷り込みというんですか? すごいですよね~!」と感心。木村は「ちょこちょこ虫が出てくるんですけど、すごく好きなシーンがあって。麦の穂に虫がプーンと飛んできて、はじかれてしまうんですね。嫌いな虫でもかわいいと思えてしまう。そうゆうシーンを撮る、監督がすごく愛に溢れているなと」と頬を緩ませた。

 最後に、鶴瓶は自身のナレーションが入った本作を「2歳くらいの子どもも観られる。大人も60超えても楽しめる。通訳なんか関係ないからね、動物ですからね。年齢関係なく観てもらいたいなと思います」とアピール。木村も「動物に対して固定概念がない、若い方に観ていただきたい。動物が“可愛がって”としている姿だけでなく、自然の姿が愛おしいんだなと。狩りをするシーンもそこだけ切り取ってしまえば、目をそむけてしまう方もいるかもしれないけど、その後にある親子の絆や、狩りがどう必要かを鶴瓶師匠の優しいナレーションがあったり、最後に希望があるお話なので、すごく前向きに受け入れられるあったかい作品」と熱いメッセージを送った。


(オフィシャル素材提供)



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