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作品紹介

トップページ > 作品紹介 あの日の声を探して

2015-03-21 更新

原題:THE SEARCH
あの日の声を探してsearch
© La Petite Reine / La Classe Américaine / Roger Arpajou



イントロダクション

 白黒&サイレントで甘く切ない愛の物語を描いた『アーティスト』で絶賛され、アカデミー賞®を始めとする数多くの賞に輝いたミシェル・アザナヴィシウス監督。彼が長年、“どうしても描きたい”と願い続けた物語が、ようやく完成した。今も世界のどこかで起きている戦争に、どんなに踏みつぶされても懸命に生き抜く人々の現実を、力強いヒューマン・ドラマとして世に訴えた作品だ。2014年にカンヌとトロントの国際映画祭に正式出品され、アザナヴィシウスは再び鳴りやまない大喝采に包まれた。

search 原案となったのは、アカデミー賞®4部門にノミネートされ、原案賞を受賞したフレッド・ジンネマン監督の『山河遥かなり』。ナチスによってユダヤ人収容所に送られ、母と生き別れになった少年を、アメリカ兵が助けるという物語だ。この名作の登場人物の関係性と、人間不信に陥った少年の心理にインスパイアされたアザナヴィシウスが、現代の戦争のひとつの象徴として舞台に選んだのは、ロシアに侵攻された1999年のチェチェン。フォーカスされるのは、両親を目の前で殺されて声を失った少年と、自分の無力さに絶望するEU職員、さらにロシア軍に強制入隊させられ、殺人兵器と化していくごく普通の青年だ。

 オール・グルジア・ロケと手持ちカメラによる、臨場感に満ちた圧倒的な映像が突き付けるのは、泣きながら、なりふり構わず行動する人間の姿。そこから溢れ出る、立場の異なる彼らの“それでも生きたい”という願いを描き切った、衝撃の感動作が誕生した。

ストーリー

 1999年、チェチェンに暮らす9歳のハジは、両親を銃殺されたショックで声を失ってしまう。

search 姉も殺されたと思い、まだ赤ん坊の弟を見知らぬ人の家の前に捨て、一人放浪するハジ。彼のような子供さえも、ロシア軍は容赦なく攻撃していた。

 ロシア軍から逃げ、街へたどり着いたハジは、フランスから調査に来たEU職員のキャロルに拾われる。自分の手では何も世界を変えられないと知ったキャロルは、せめて目の前の小さな命を守りたいと願い始める。

 ハジがどうしても伝えたかったこととは? 生き別れた姉弟と再び会うことができるのか――?


(2014年、フランス・グルジア合作、上映時間:135分)

キャスト&スタッフ

監督・脚本:ミシェル・アザナヴィシウス
原案:フレッド・ジンネマン『山河遥かなり』
出演:ベレニス・ベジョ、アネット、ベニング、アブドゥル・カリム・ママツイエフ、マキシム・エメリヤノフほか

配給
ギャガ
2015年4月24日(金) TOHOシネマズ シャンテ他 全国順次公開

オフィシャルサイト
http://ano-koe.gaga.ne.jp/

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