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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~』完成披露試写会舞台挨拶

『さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~』
完成披露試写会舞台挨拶

2015-01-31 更新

永作博美、佐々木希、桜田ひよ、保田盛凱清
姜秀瓊(チアン・ショウチョン)監督

さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~saihatenite

配給:東映
2月28日(土) 全国公開
© 2015「さいはてにて」製作委員会

 永作博美、佐々木希主演の『さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~』の完成披露試写会が行われ、永作博美、佐々木希、子役の桜田ひよと保田盛凱清、チアン・ショウチョン監督が舞台挨拶に登場した。

 満席の会場の中、映画さながら焙煎珈琲の店主の役柄を彷彿とさせる衣装をまとった永作が、「今日は本当に寒い日でしたが、こんなにお客さんが来てくださって、本当に嬉しく思っております。とても静かで優しい、そしてなぜかちょっぴり切なくもなる映画が出来たなと思います。みなさんに気に入っていただけたら幸いです」と挨拶。

saihatenite 佐々木は「初めてのシングルマザー役で不安でしたが、この日を迎えられて本当に嬉しく思います。弱さを隠すために強がるというトゲのある母親でしたので、とても繊細な表現が必要だったと思うのですが、そういう時に監督や永作さんがアドバイスをくれて何とか乗り切れました。皆さんの感想が気になります(笑)」とはにかみながら挨拶した。

 台湾から来日した、新鋭の女性監督、チアン・ショウチョン監督は「今日、日本でお客さんに観ていただくことになって本当に嬉しく思います。本作では日本の良さも出てますので、ぜひ、皆さん宣伝してください(笑)」と挨拶した後、「日本人の俳優、撮影スタッフは、プロフェッショナルだと聞いておりましたが、実際は期待以上でした。永作さんは真摯でオープンな気持ちで、私みたいな海外の監督に接してくれました。佐々木さんは、グッドタイミングで出会ったと思います、これから実力派の女優になる方だと思いますが、この映画でも、ものすごく努力をされていたと思います。素直なところ、ひたすら頑張るところは役に重なるところがあって。皆さん、真心をもって接していけたので、本当の家族のように過ごすことができました」と日本の最果ての地、石川県能登半島の珠洲市での撮影について感激しながら語りました。

saihatenite そんな監督の演技指導について話が及ぶと、「あまりカットを割らないで撮っていく手法が、日本の静かな空気をきちんと形にしてくれたと思います。私にとっても非常にありがたい作品です」と永作。「長回しの手法はなかなか体験したことがなくて、結構目が泳ぐぐらい戸惑っていたのですが、永作さんが魔法の言葉をかけてくれて、自分の思うことをやっていいんだとふっきれて、力をくださってありがたいなと思いました」と佐々木に至っては、先輩女優のアドバイスが成長につながった様子だった。

 舞台上に設置されていた焙煎機(170kg、約250万円)に話が及ぶと、「本当に欲しいです、ただ、こんな大きいものは家族がびっくりしてしまうと思うので……でも本当に愛おしい! 淹れる機会があったらぜひ皆さんに飲んでもらいたいですね」(永作)。その腕前に太鼓判を押して「永作さんは本当にこの焙煎機をマスターしてました! 撮影じゃない日もスタッフにも振る舞ってましたし。撮影の時も朝から外までいい香りが漂ってる中、現場に向かうのが本当に幸せでした」(佐々木)。

saihatenite 映画「さいはてにて ~やさしい香りと待ちながら~」は2月28日(土)より全国公開となる。最後にフォトセッションでは、コップの〝フチ“に腰掛けながら、「ただいま」「おかえり」と当たり前のように交し合えることがたまらなく幸せに思える、そんな空気を400人の劇場の観客と共有すべく、永作の「ただいま」の呼びかけに観客が「おかえりー!」と呼応して、本作のオリジナル特製コーヒーマグカップで乾杯をした。


(オフィシャル素材提供)



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