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『悼む人』完成報告会見

2014-12-06 更新

高良健吾、石田ゆり子、貫地谷しほり、椎名桔平、大竹しのぶ
天童荒太(原作者)、堤 幸彦監督

悼む人itamuhito

配給:東映
2015年2月14日より全国ロードショー
© 2015「悼む人」製作委員会/天童荒太

 人気作家・天童荒太の第140回直木賞受賞小説を、堤 幸彦監督が映画化。不慮の事故などで亡くなった人の愛にまつわる記憶を心にとどめるために全国を旅している主人公の坂築静人が、出会った人々の生と死にさまざまな影響を与え、自らの生にも向き合っていく姿を描く。

itamuhito 映画『悼む人』の完成報告会見が都内にて行われ、高良健吾、石田ゆり子、大竹しのぶ、貫地谷しほり、椎名桔平ら出演陣に加え、原作者の天童荒太、堤 幸彦監督が出席した。

 主人公の静人を演じた高良は、演じた役柄について「10代後半から20代中頃まで、死んだり人を殺したりする役が多く、役者のせいで辛いこともあった」と心情を吐露。本作は、高良にとって俳優デビュー10周年という節目の来年に公開される。10年という節目の年に死者を悼む役が回ってきたことについて「静人がやっていることが腑に落ちたので、ずっとこの役を準備してきたのかな。今まで自分がやってきたことが全部つながったというか、どの作品もどの役も、この役に必要だったと思えた作品です」と感慨深げな表情で語った。

itamuhito 夫を殺した過去を持つ倖世という複雑な役どころを務めた石田は「原作を読んで自分から関わりたいと立候補した。願いは叶ったものの本当に私にできるのかと思う日々だった。全身全霊でただただ、集中して演じるしかないと思った」と振り返った。

 高良の母親役を演じる大竹も、原作のファンでもあり、オファーを二つ返事で受けたという。高良の悼む姿が「すごく美しい」と絶賛し、「この作品に出会えて幸せだった」と語った。

itamuhito 貫地谷も「関わった人たちの熱量をすごく感じる作品に出られて本当に幸せ」とコメント。後半では、思いがあふれ、感涙する一幕もあった。

 新聞記者を演じる椎名は、「堤さんとは13年くらい前に初めてご一緒して、夜中に二人で部屋飲みをしていた時に『いつか世に問う真摯な作品を一緒にやろう』と話した」と明かし、「それがこの作品なんだろうなと実感がある」と述懐した。

 原作者の天童は、撮影現場も訪れ、作品編集で意見を交わす場にも参加したことを明かし、「もう7、8回観ていますが、そのつど涙を抑えることができなかった。多くの死を扱っているものの、伝わるものは崇高な映像美や俳優人生をかけるようなキャストの奇跡的な演技を通じて感じる、生きていることの尊さ」と語り、「海外の方々にも伝わり、人類の宝になる作品になった」と本作を力強くアピールした。

itamuhito 2012年に舞台化もしている堤監督は、本作に対して「キャリアを一回横に置いて、真摯に向き合った」とコメント。撮影については「撮りたいな、と思ったものは全てクリアした」と語ったが、編集は「何パターンも作って悩んだ」と苦労を明かしていた。


(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)



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