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作品紹介

トップページ > 作品紹介 悼む人

2014-12-06 更新


悼む人itamuhito
© 2015「悼む人」製作委員会/天童荒太

イントロダクション

 天童荒太が7年の歳月を費やし、魂を振り絞るように書き上げ、2008年第140回直木賞を受賞し、70万部を超えるベストセラーとなった「悼む人」(文藝春秋刊)が堤 幸彦の手により映画化。いよいよ2015年2月14日に公開となる。11都市5万人の魂を震わせた2012年の舞台に続き、脚本・大森寿美男との最強タッグでスクリーンに至高の愛を届ける。

itamuhito 堤幸彦が新たに「悼む人」の映像世界を作り上げるためには主人公・坂築静人(さかつきしずと)が持つ独特の存在感と、孤独な瞳を体現出来る男が必要だった。堤が白羽の矢を立てたのは、高良健吾。来年の大河ドラマ「花燃ゆ」への出演も決まり、若手実力派俳優の中でも図抜けた表現力と存在感を放つ高良に、撮影時期の約1年前からラブコールを送り、快諾。入念な準備を経て、縁もゆかりもない死者を悼む旅を続ける<悼む人>を演じる。

itamuhito 夫を殺した罪を背負いながら主人公に出会い共に行動するヒロイン奈義倖世(なぎゆきよ)を演じるのは、3年ぶりの映画出演となる石田ゆり子。石田が原作に心酔しているという話を耳にした堤は直々に会い、その真剣なまなざしと、儚げな容貌に倖世を見出した。今までの柔らかくたおやかなイメージを覆し、不幸のどん底に叩き込まれる倖世役で石田は限界へと挑む衝撃的な撮影に臨むこととなった。

 静人の帰りを待つ末期がんの母親役に大竹しのぶ。いつの間にか登場人物全員をその母性で包み込んでしまうような、時に激しく時に静かなその演技が有無を言わさず観客を一気に物語に引き込む。倖世に執拗に付き纏う夫役、浮世離れした風貌が冷たい感触を滲ませる井浦 新が作品の鋭さをより強固なものにし、別れた恋人の子供を身籠もる静人の妹役には若手実力派女優としての地位を確立しつつある貫地谷しほり。そして静人を追う人間不信の雑誌記者に扮した椎名桔平は、人間の卑しい部分を存分に見せつけ、観る者全てに強烈な印象を残す。

 実力演技派の豪華俳優陣による火を噴くような極限の演技と、堤 幸彦が生み出した圧倒的な映像世界により、静人=「悼む人」と、彼を巡る人々が織りなす生と死、愛と憎しみ、罪と許しのドラマの果てに予想もつかない感動が待ち受ける。

 日本映画の歴史に刻まれる瞬間を決して見逃してはいけない。

ストーリー

 週刊誌記者・蒔野抗太郎(椎名桔平)が出逢った坂築静人(高良健吾)は、死者を「悼む」ために全国を放浪している男だった。

itamuhito 蒔野は残忍な殺人や男女の愛憎がらみの事件の記事を得意としていることから、エログロの蒔野、「エグノ」と陰で呼ばれていた。蒔野が個人的に開設したサイトには、醜悪で、卑猥で、人はかくも非道になれるのかという加害・被害の実体験の書き込みが全国から寄せられていた。

 人の善意を信じられぬ、猜疑心の塊のような蒔野は、静人の不可解な行動=「悼み」に疑念を持つ。「そんなことをして一体何になるというのか?」蒔野は静人の化けの皮を剥ぐべく、彼の身辺を調べはじめる……。


(2015年、日本、上映時間:138分、R15+)

キャスト&スタッフ

監督:堤 幸彦
原作:原作:天童荒太「悼む人」(文春文庫刊)
脚本:大森寿美男
音楽:中島ノブユキ
出演:高良健吾、石田ゆり子、井浦 新、貫地谷しほり、椎名桔平、大竹しのぶほか

配給
東映
2015年2月14日より全国ロードショー

オフィシャルサイト
http://www.itamu.jp/

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