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作品紹介

トップページ > 作品紹介 泣く男

2014-09-134 更新

英題:NO TEARS FOR THE DEAD

泣く男nakuotoko
© 2014 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved

イントロダクション

 心を通わせた少女を救出するため、決死の闘いに挑む元特殊要員の壮絶な運命を描き、2010年の韓国で年間No.1の大ヒットを飛ばした『アジョシ』。主演俳優ウォンビンに同国のアカデミー賞とも呼ばれる大鐘賞の主演男優賞をもたらし、アクション・エンターテインメントの旗手として一躍脚光を浴びたイ・ジョンボム監督が、アジアのスーパースター、チャン・ドンゴンとタッグを組み、またもやダイナミックにこのジャンルの新たな地平を切り拓く最新作『泣く男』を完成させた。

 『アジョシ』で画期的な成功を収めたイ・ジョンボム監督は、ウォンビンが演じたテシクに続いて“哀しき宿命”を背負った新たなる主人公ゴンを創造。銃撃シーンなどへの並々ならぬこだわりはそのままに、人物描写とドラマ面の強化を試み、より苛烈で激しく、よりエモーショナルなアクション映画の高みをめざした。『アジョシ』のテシクは感情の揺らぎを見せないストイックなキャラクターだったが、本作でチャン・ドンゴンが演じるのは殺し屋として捨てたはずの“情”を呼び覚まされ、逃れられない罪の意識やトラウマにあえぐ男。『アジョシ』とまったく異なるストーリーや登場人物を描きながらも、両作の孤高の男たちの魂の叫びが生み出すカタルシスは合せ鏡のように共鳴し、観る者の胸を撃ち抜くアクション・ノワールとなった。

nakuotoko 『ブラザーフッド』『PROMISE プロミス』『マイウェイ 12,000キロの真実』などで過酷なドラマやアクションを経験してきたチャン・ドンゴンは、本格的な殺しのプロフェッショナルになりきるため、アメリカの特殊部隊でのトレーニングを含む約5ヵ月の役作りを実施。主人公ゴンを演じるうえで必要不可欠な俊敏さや瞬発力、銃器やナイフを扱う手慣れた仕種をマスターするとともに、持ち前の繊細な表現力を遺憾なく発揮。映画の序盤で恐ろしいほどの殺気をみなぎらせていたゴンの鋭い瞳に、やがて孤独と悲哀がにじみ出すキャラクター変容の劇的なプロセスを、まさしく入魂の演技で体現している。

 そして本作に『泣く男』というアクション・ノワールらしからぬタイトルがつけられた秘密はエピローグに隠されている。人生に絶望した殺し屋ゴンは、なぜ命を賭してまで組織を裏切り、無謀な闘いへと突き進んでいくのか。それは死に場所を探し求める男の破れかぶれの選択か、それとも贖罪を果たすためなのか。決してヒーローではない傷だらけの哀しき男が行き着くラスト・シーンには、あらゆる観客の心を揺さぶってやまない慟哭の真実が刻み込まれている。

ストーリー

 幼い頃にアメリカの砂漠に捨てられ、殺し屋に育てられたゴン(チャン・ドンゴン)。

 ある日彼は任務遂行中に誤って幼い少女を撃ち殺すという、取り返しのつかないミスを犯してしまう。何とか忘れようと酒に溺れるゴン。しかしその罪から逃れようともがけばもがくほど、葬り去ったはずの過去の哀しい記憶が蘇ってくるのだった。そんな彼に組織から新たな暗殺命令が出る。これが最後の任務と決め、一度は捨てた故郷の地、ソウルに降りたつゴン。

 そこで彼を待ち受けていたのは、哀しい因縁で結ばれた最後のターゲットと、硝煙と薬莢の嵐のような壮絶な死闘だった――。


(2014年、韓国、上映時間:116分、R15+)

キャスト&スタッフ

監督・脚本:イ・ジョンボム
出演:チャン・ドンゴン、キム・ミニ、ブライアン・ティー、キム・ヒウォンほか

配給
CJ Entertainment Japan
10/18(土) 新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国ロードショー

オフィシャルサイト
nakuotoko.jp

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