インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート！

トップページ　＞　作品紹介　イン・ザ・ヒーロー

2014-07-07 更新

• 予告編
• 2042K｜

イントロダクション

　この企画は、過去40年余りの間、世界中の少年たちが夢中になってみてきた“ヒーロー”を生み出すキー・パーソンである「スーツ・アクター」という、意外と本当の姿を知られていない、アクターたちを描く映画だ。

　スーツ・アクターたち多くの共通の夢は、堂々と顔を出して演じる「アクション俳優」に登り詰めることであり、アクション映画の主役を演じること。そんな夢を見ながら、日々アトラクション・イベントにも精を出す彼らの奮闘、そして奇跡を映画化する企画が『イン・ザ・ヒーロー』だった。また、この映画は何よりもアクション映画やヒーロー・ドラマを影で支え続けてきた多くの裏方や、俳優に対するオマージュをふんだんに含んでいる。

　主演は、数々のTVドラマ・映画・舞台で、人気、実力とも揺るぎない地位をしめる唐沢寿明（過去に特撮ヒーロー番組に出演していた事実が意外に知られていない名優でもある）の今回の挑戦は、作品を一級品のエンターテイメントに引き上げる。スーツ・アクターたちの日常を描いて、生身の人間にスポットを当てながら、かつての名作『蒲田行進曲』のように、確かな夢を持った男たちをスタッフは情熱を持ってピュアに描いている。唐沢を始め、今作の出演者は、数ヵ月に渡る、アクションの稽古に挑み、誰も成しえなかったこのスーツ・アクター物語に、大いなる意欲を見せている。

　本作のシナリオを担当した水野敬也は「夢をかなえるゾウ」が200万部以上を売り上げ、現在「人生はニャンとかなる！」が110万部を突破している、今最も注目を集める人気作家。本作は、水野の初のオリジナル・シナリオによる映画化となる。

　スーツ・アクターの日常と挑戦を描きながら、気づかれないところで黙々と働く人々、その夢にまい進する力に、見た人々が感動を覚える作品、それが『イン・ザ・ヒーロー』だ。

ストーリー

　この道25年のスーツアクター本城 渉（唐沢寿明）。“顔出し”で映画出演することを夢見ながらも、待ちくたびれた妻子には逃げられ、新人・一ノ瀬リョウ（福士蒼汰）にもその座を奪われるなど辛酸を舐めてきた。

　そんな本城にチャンス到来！　しかしそれは、命をも落としかねない危険なスタントだった。周囲の制止する声を振り切り、本城は撮影スタジオへ向かった――。

（2014年、日本）

キャスト＆スタッフ

監督：武 正晴
脚本：水野敬也、李 鳳宇
アクション監督：柴原孝典
主題歌：吉川晃司「Dream On」
出演：唐沢寿明、福士蒼汰、黒谷友香、寺島 進、草野イニ、日向 丈、小出恵介、及川光博（友情出演）、杉咲 花、イ・ジュニク、加藤雅也、松方弘樹（特別出演）、和久井映見ほか

配給
東映
９月６日(土) ロードショー

オフィシャルサイト
http://in-the-hero.com/

関連記事
・キックオフ会見